カルーアミルク -カクテルレシピのノウハウ-  BLOG

2016.10.31

カルーアミルク -カクテルレシピのノウハウ-

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皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

今回は、「カルーアミルク」のカクテルレシピをご紹介します。

 

甘口で代表的なカクテルとして挙げられるのがカルーアミルクです。

レシピの材料はコーヒーリキュールの「カルーア」とミルクだけを使用します。

またアメリカのように生クリームを使うカルーアミルクのレシピもあります。

 

カルーアミルクの作り方はグラスに直接入れて作るため全く難しいことはなく、

家飲みでも楽しめるカクテルとして甘党の方や女性に人気です。

 

カルーアミルクのアルコール度数は約5~7度ほどのお酒で比較的に弱めです♪

ただカルーアミルクは、アルコール弱めのカクテルとして思われがちですが

生クリームを使うレシピでは15度前後と高めになりますので注意してください。

 

 

 

リキュールベースのカルーアミルク (Kahlua Milk)

 

このカクテルは、リキュールベースとなっています。

 

コーヒーリキュールの代表格の銘柄といえば「カルーア」が挙げられます。

そして、このリキュール使ったカクテルで最も有名なのが「カルーアミルク」です。

 

カルーアミルクには必ず、カクテル名にもなっているとおり

「カルーア」のコーヒーリキュールを使用しなければいけません。

 

当然と言えば当然の話と言えます。

 

ただ、この手のルール的な使用を巡って思い出されるのが

似たようなケースで裁判にもなった「バカルディ」というカクテルを思い出します。

 

その他のコーヒーリキュールを使う場合は

そもそもカルーアミルクとは呼ばないので注意するべきところですが

このカクテルに関してはコーヒーリキュールの銘柄は

カルーアを使うのが鉄則と覚えておきましょうね♪

 

 

■ カルーアミルクの度数は高い?低い?■

 

カルーアミルクのアルコール度数は分量の比率によって異なります。

つまりカルーアと牛乳を何対何で割るのか、その割合によって違いが出ます。

 

また、ビールよりも度数が高いと紹介されているサイトを見掛ますが

実際は牛乳を使うレシピか、生クリームを使うレシピかで度数も違ってきます!

 

カルーアのお酒自体はアルコール度数20度ですが、

そこに牛乳などで割るとアルコール自体の度数は下がります。

 

従ってカルーアミルクの度数は下記のように

平均的なビールの度数と同じ5度か、もしくは少し低かったり高くなるケースもあります。

(※材料を混ぜた時に溶ける氷の量は除く)

 

【牛乳を使った場合】

  • カルーア30ml : 牛乳120ml =4度(%)
  • カルーア30ml : 牛乳90ml =5度(%)
  • カルーア40ml : 牛乳120ml =5度(%)
  • カルーア40ml : 牛乳80ml =6.7度(%)

 

【生クリームを使った場合】

  • カルーア45ml : 生クリーム15ml=15度(%)

 

 

お分かり頂けたでしょうか?

同じカルーアミルクでもレシピや分量によって度数に違いが出るものです。

またアルコールの度数を簡単に知る方法について詳しく知りたい方は

カクテルのアルコール度数を計算する手順」の記事をご覧ください。

 

 

■ カルーアミルクの味は牛乳で差が出る?■

 

カルーアミルクに使用する「カルーア」はコーヒーリキュールであるため

イメージとしては苦味のあるカクテルとイメージされるかもしれません。

ただ実際には、カルーアを牛乳で割ることで飲みやすく甘めのカクテルとなります。

 

カルーアミルクとしての味わいはコーヒー牛乳と表現されたり、

アイスコーヒー、アルコール版のウィンナーコーヒーなどと表現されます。

 

また飲みやすいカクテルですが使用する牛乳のタイプによって味わいが異なります。

 

 

 カルーアミルクのカクテル名の由来とは?

 

カルーアにミルクを合わるため、その名の通りカルーアミルクと呼ばれますが、

では、そのカルーアにはどんな意味あり、どんな歴史があったのでしょうか?

 

カルーアミルクのカルーア(Kahlua)は
アラビア語でコーヒーを意味する「カフワ(kahua)」が由来元となっています。

「カフワ」はコーヒーの語源とされる言葉ですが、元はワインを指している言葉でした。

ではなぜ、ワインを指す言葉がコーヒーを指すようになったのか?

 

1つの説として、「カフワ」という言葉はアラビア語で「欲を削ぐ」の意味を持ち

これは「食欲を削ぐ」意味としてワインを指していました。

ただ「睡眠の欲を削ぐ」という意味合いでコーヒーには眠気を取る作用があることから

「カフワ」という言葉がコーヒーを指す言葉にも用いられた説があります。

 

 

次に歴史を見ていきましょう。

1970年代にカルーアミルクはアメリカのボストンで人気のカクテルとして支持され始め

流行となったことをきっかけに不動のスタンダードカクテルとなっています。

 

カルーアミルクのスタイルは、今でこそロックスタイルで提供するのが主ですが

元々はリキュールグラスにカルーアの上から生クリームを注ぎ提供するスタイルが
カルーアミルクのレシピであったとされています。

 

 

コーヒーリキュールのカルーアブランドについて

 

カルーアはコーヒーリキュールのお酒です。

原材料であるコーヒー豆は、メキシコのベラクルス州で栽培された

高品質なアラビカ種の豆を100%使用しています。

 

コーヒーリキュールの種類には様々なブランドのものがあります。

銘柄を挙げると「ティアマリア」や「パトロンXOカフェ」をはじめ

「エクリッセ・エスプレッソ」「エクリッセ・カプチーノ」のシリーズ

アルコール40度ある「カモク」などたくさんあります。

 

ただ数あるコーヒーリキュールの中でも圧倒的な人気を誇るのが

「カルーア」のブランドではないでしょうか。

BARでも置いていないお店はないくらいお馴染みのお酒です。

 

 

 

 

 カルーアミルクの作り方について

 

作り方は至ってシンプルでカルーアを牛乳で割って作ります。

カルーアミルクの分量の割合は、カルーア1に対して牛乳が3が基本です。

 

またカルアミルクの作り方には2つの材料を

グラスの中でステアし混ぜ合わせて仕上げるタイプ

グラスの中でフロートさせて混ぜないで2層に仕上げるタイプがあります。

 

※ちなみに材料を混ぜないで層にして作ることをプースカフェスタイルといいます。

 

 

【用意するもの】

  • カルーア (コーヒーリキュール)
  • 牛乳(生乳100%)
  • ロックグラス(またはオールドファッションドグラス)
  • バースプーン (無ければスプーンで代用)
  • メジャーカップ(無ければ計量カップで代用)

 

 

【作り方のレシピ】

材料をグラスに入れて直接作ります。(ビルドという作り方)

 

  1. ロックグラスに大きめの氷を入れます。
  2. カルーアを30ml(もしくは45ml)注ぎます。
  3. 牛乳をゆっくりと適量注ぎます。
  4. 材料をバースプーンで軽く混ぜて出来上がり。

 

※グラスのサイズによって分量は調整してください。

※タンブラーグラスを使う場合もあります。

※お好みで牛乳のタイプを使い分けて下さい。

 

 

 

◆ 牛乳の種類・選び方について ◆

 

カルーアミルクに使用する牛乳の種類には、生乳100%の牛乳をはじめ

低脂肪牛乳や無脂肪牛乳、特別牛乳などがあります。

 

それぞれ無脂乳固形分は規格として8.0%以上とされ、それほど数字に違いはありません。

しかし乳脂肪分に関しては牛乳の種類によって、そのパーセンテージがそれぞれ

3.0%以上や1.5%、0.5未満など違ってきます。

 

牛乳の種類に関してはたくさんありますが、

一般的には成分無調整で低温殺菌されたものを選んでおくと最初は無難です。

 

 

 

 

 

■ カルーアミルクの生クリームを使ったレシピ ■

 

カルーアミルクのレシピには牛乳ではなく、生クリームを使うレシピもあります。

 

日本で出されるものは一般的に牛乳で割ったものだと思いますが

元のルーツを辿っていくとアメリカで当初提供されていたのは
カルーアの上に生クリームをフロートさせたスタイルだったことが背景にあります。

 

これはエンジェルズキッス(エンジェルズティップ)や

アイリッシュコーヒーというカクテルに近いかもしれません。

 

 

【作り方のレシピ】

材料をグラスに入れて直接作ります。(ビルドという作り方)

カルーアミルクの比率は、カルーア2に対して生クリーム1です。

 

  1. ロックグラスに大きめの氷を入れます。
  2. カルーアを45ml注ぎます。
  3. 生クリームを15mlゆっくりと注ぎます(フロートさせる)
  4. 材料をバースプーンで軽く混ぜて出来上がり。

 

※グラスのサイズによって分量は調整してください。

※生クリームや濃厚タイプの牛乳で2層に仕上げる場合はマドラーを添える。

 

※味わいのポイント!

そのままではコクがあり過ぎると感じた場合は牛乳を足します。

またBARではシェーカーでシェイクし、まろやかに仕上げることもあります。

 

 

◆ 生クリームの選び方について ◆

 

カクテルに使用する生クリーム(フレッシュクリーム)は

どれを選べばいいの?と疑問に思う方もいるかと思います。

 

主にカルーアミルクで適している生クリームは

乳脂肪分が45%前後のヘビークリーム(ホイップ用)か
18~25%のライトクリーム(コーヒー用)が適しています。

 

ただ生クリームを使ったレシピで作ってはみたけど飲みづらい・・・

そんなときは、飲みやすくするために牛乳を少しづつ足してみて

好みの味わいに近づけることで解消することできます。

 

 

さらに美味しく楽しむ方法!

 

1. カルーアは常温でも構いませんが予め冷やしておいても良いでしょう。

2. 味わいにコクを求めるなら濃厚タイプの牛乳を!

3. 牛乳をクリーマーで泡立てることで、味わいにアレンジを♪

4. コーヒーパウダーや挽いたコーヒー豆を振りかけてアクセントを♪

 

 

【カルーアミルクからのバリエーション】

 

・ミルクをウォッカに変えると「ブラックルシアン」のカクテルに!

・ミルクをテキーラに変えると「ブレイブ・ブル」に!

・ミルクをブランデーに変えると「ダーティーマザー」に!

・カルーアをカカオリキュールに変えると 「エンジェルズキッス」に!

・カルーアをバーボンウィスキーに変えると「カウボーイ」に!

・既存のレシピにウォッカを付け加えると「ホワイトルシアン」に!

 

 

最後に

 

カクテルに必要なリキュールのお酒はたくさん種類があります。

その中でもカルーアは他のナッツ・種子系リキュールとも相性が良いです。

 

また2,000円以下で購入できるカルーアはそこまで高い値段ではないので、

カクテルを作ってみたい方にはおすすめです♪

 

容量については200mlサイズの小さなものから

1000mlのビックサイズのものまで揃っています。

まずお試しで使ってみたいときは容量の少ないものを選び、

カルーアのリキュールで色々なカクテルを作りたい場合は

容量の多いものを購入すると良いでしょう。

 

 

今回はカクテルのカルーアミルクをご紹介いたしました。

それでは、また。

 

 

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2016年10月31日 22:00 カテゴリー: カクテル

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