世界5大ウイスキーについて  BLOG

2015.03.29

世界5大ウイスキーについて

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今回は、「世界5大ウィスキー」の基礎知識についてです。

入門編として、なるべく初心者の方にもわかりやすくご説明したいと思います。

 

 

 

 

 世界の5大ウィスキーとは?

 

まず最初に基本的なウィスキーの知識として、

ウィスキーを造っている産地で有名な5つの産地についてお話したいと思います 。

 

 

ウィスキーには、世界的に有名な5つの生産国があります。

これらはウィスキーの5大産地として知られています。

 

  • アメリカ
  • スコットランド(イギリス)
  • 日本
  • アイルランド
  • カナダ

 

 

 

 

また、それぞれ産地別にウィスキーの呼び方があります。

 

  • アメリカンウィスキー (アメリカ)
  • スコッチウィスキー (スコットランド)
  • ジャパニーズウィスキー (日本)
  • アイリッシュウィスキー (アイルランド)
  • カナディアンウィスキー (カナダ)

 

 

これらを、世界の「5大ウィスキー」として呼ばれています。

 

 

 

 

各ウィスキーの特徴について

 

ウィスキーは造られる国によって、その味わいが違ってきます。

産地別に飲み比べてみるとその違いがわかるのですが、

飲みやすいウィスキーから、個性の強いウィスキー、クセのあるウィスキーなど

ウィスキーによって特徴はそれぞれです。

 

これらはウィスキーを造るのに使用する原料や、製法、熟成期間などによって

特徴が生まれるため、ウィスキーと一口に言ってもその味わいが違ってきます。

 

 

 

5大産地について

 

では続きまして、世界の5大ウィスキーを産地別にお話したいと思います。

ここでは各産地別にご説明しますが、話が難しくならないようになるべく簡単に

ご紹介いたします。

 

 

 

【アメリカンウィスキー】

 

アメリカ合衆国で生産されているウィスキーです。

アメリカンウィスキーの原料は、とうもろこし・ライ麦・大麦・小麦などの穀物を混ぜて造られます。

 

とうもろこしを原料にケンタッキー州のバーボン群で造られるバーボンウィスキーと、

テネシー州で造られるテネシーウィスキーがあります。

 

 

アメリカンウィスキーといえばバーボンウィスキーとイメージされる方もいますが、

アメリカンウィスキーには以下の種類があります。

 

 

1.ライ・ウイスキー  2.バーボン・ウイスキー  3.コーン・ウイスキー

4.ホイート・ウイスキー  5.モルト・ウイスキー  6.ライモルト・ウイスキー

 

 

これらのアメリカンウィスキーは、連邦アルコール法の法律によって定めた原料の使用量、製法に従ってつくられるため、タイプ別の種類に分けられています。

 

 

 

 

【スコッチウィスキー】

 

5大ウィスキーの代表格ともいえるスコッチウィスキーは、

イギリス北部にあるスコットランド地方で生産されているウィスキーです。

 

スコッチウィスキーには6大生産地があります。

その6大生産地とは、次の6つに産地が分けられます。

 

1.ローランド

2.ハイランド

3.スペイサイド

4.アイラ島

5.キャンベルタウン

6.アイランズ

 

 

 

スコッチウィスキーの分類として知っておきたいのは、原料と蒸留方法です。

原材料は、大麦麦芽(モルト)・とうもろこしなどを使用しています。

 

スコッチウィスキーは使用する原料や蒸留方法など、

その製法から3種類のタイプに分けられます。

 

1.モルトウィスキー

大麦麦芽だけを原料に、単式蒸留機で2~3回蒸留させて造ったウィスキー。

ピート香が特徴。

 

2.グレーンウィスキー

大麦麦芽・トウモロコシ・ライ麦などのグレーン(穀物)を原料に、

連続式蒸留機で造ったウィスキー。ピート香はつけない。

 

3.ブレンデット・ウィスキー

上記のモルトウィスキーとグレーン・ウィスキーをブレンドして造ったウィスキー。

ブレンドする原酒の比率はメーカーによって異なるため、味わいが違います。

 

 

スコッチウィスキーの特徴は、麦芽(モルト)を乾燥させる際に燃やしたピート(泥炭)から煙る燻香を麦芽に移し、独特な薫り(スモーキー・フレーバー)をつけます。

この香りをピート香と言いますが、スコッチの銘柄によって香りの強弱に違いがあります。

 

 

 

 

【ジャパニーズウィスキー】

 

文字通り日本で生産されているウイスキーです。

山崎、白州、余市、竹鶴といった国産のウィスキーをご存じになられる方もいるのではないでしょうか。

 

ジャパニーズウィスキーといえば近年、品質の高さもあり世界的に評価されています。

そんなジャパニーズウィスキーですが、スコッチウィスキーをお手本に誕生しています。

 

しかしながら前述にも触れましたが、

スコッチウィスキーはピート香の独特なスモーキー・フレーバーがあるため、

ジャパニーズウィスキーは日本人に合わせて、スモーキー・フレーバーを抑えて造られています。

 

 

国産ウィスキーが造られる蒸留所ですが、日本には全国に9ヵ所の蒸留所があります。

 

  1. 山崎蒸溜所 (大阪府)
  2. 白州蒸溜所 (山梨県)
  3. サングレイン知多蒸溜所 (愛知県)
  4. 余市蒸溜所 (北海道)
  5. 宮城峡蒸溜所 (宮城県)
  6. 信州マルス蒸溜所(長野県)
  7. 富士御殿場蒸溜所(静岡県)
  8. 秩父蒸溜所(埼玉県)
  9. 江井ヶ嶋酒造ウイスキー蒸留所(兵庫県)

 

 

 

 

【アイリッシュウィスキー】

 

アイルランド島(アイルランド共和国、またはイギリスの北アイルランド)で生産されているウィスキーです。

どちらかで造られたウィスキーでもアイリッシュウィスキーと呼びます。

 

ウィスキー作りの歴史は5大ウィスキーの代表格であるスコットランドよりも古く、

アイルランドがウィスキーの生産地としては世界最古といわれています。

その理由は、ウィスキーの前身とみられる蒸溜酒を当時、

アイルランド遠征をしたイギリスのヘンリー2世の軍隊が資料に記録として残しているからです。

 

 

蒸溜所の数ですが、こちらは他の生産国に比べると決して多くはありません。

飲みやすさといえば、日本のウィスキー同様にクセのない味わいが楽しめます。

 

代表的な銘柄は、ジェムソン・ブッシュミルズ・タラモアデューが挙げられ、

カクテルの「アイリッシュコーヒー」は文字通り、このアイリッシュウィスキーが使用されます。

 

 

 

 

【カナディアンウィスキー】

 

カナダで生産されているウィスキーです。

ウィスキーづくりに関しては、アメリカの独立戦争後に始まったとされています。

 

カナディアンウィスキーが誕生した背景は独立戦争の際、

独立に批判的だったイギリスの農民がカナダに移って穀物の生産を始めたのですが、

ケベック州やモントリオールでは、その穀物が過剰に生産されたため、

その穀物を処理する手段として製粉所が蒸留酒の生産をはじめたのが最初です。

 

カナディアンウィスキーの味わいは世界5大ウィスキーの中で最もライトで軽く、

マイルドな風味を持ったのが特徴です。

 

カナディアンウィスキーの銘柄で有名なのはやはり、カナディアンクラブはハズせません。

通称「C.C」と呼ばれ、ウィスキーベースのカクテルに使用されることも多いです。

 

 

 

 

 

最後に

ウィスキーを学ぶにあたって最初に戸惑うのが、

「バーボンウィスキー」「ライウィスキー」「ブレンデットウィスキー」といった具合に、

「〇〇ウィスキー」と呼ばれるウィスキーの呼び名が多くありすぎて、???になってしまうのではないでしょうか?

私がそうでした・・・。

 

今回は「世界5大ウイスキー」「ウィスキー5大産地」についてお話させて頂きました。

 

それでは、また。

 

 

 

今後とも、4MIX COCKTAILをどうぞ、よろしくお願い致します。

 

 

 

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2015年3月29日 15:00 カテゴリー: BAR講座

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