ウィスキーのピート(泥炭)って何?  BLOG

2015.04.07

ウィスキーのピート(泥炭)って何?

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皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

今回は、スコッチウィスキーを勉強するときに必ず出てくる「ピート」についてです。

スコッチウィスキーの特徴を語るのに、この「ピート」は大事な要素のひとつです。

 

 

ピート香とは?

スコッチウィスキーの特徴は、麦芽(モルト)を乾燥させるときに燃やしたピート(泥炭)を使用し、独特な薫り(スモーキー・フレーバー)をつけます。

このウィスキーをつくる過程で付けた香りを、ピート香と呼びます。

 

ピート香の薫り(スモーキー・フレーバー)を、

強くするか弱くするかでウィスキーに個性を出していきますが、

これは、どれくらいのピート量をどのタイミングで燃やして乾燥させるかで

ピート香の個性を出していきます。

 

 

 

 

ウィスキーのピートの正体は何?

 

ここでウィスキー初心者の方にとって、このピートって何?と疑問に思うはずです。

ピート? 泥炭? ピート香?

 

 

つまりピートとは簡単にご説明しますと、

植物のヘザー(ヒースの花)やコケ類、シダ類などが枯れて分解されず積み重なってできた土のようなものです。

この土らしきものを「泥炭」とも言います。

 

この土のようなものが積み重なっていくには、約1000年で15cmです。

泥というと土をイメージしますが、

どちらかと言うとピートは植物が土化したものと思えばイメージに近いです。

 

 

こちらが堆積したピート(泥炭)です。

Peat

 

 

 

【ピート(泥炭)ができる条件】

 

ピートは「泥状の炭」と訳されるだけあって、良く燃えるそうです。

このピートが積み重なって層になっていくには、

酸性の土地で寒冷な気候や湿地などの条件が揃うことでできます。

 

このピートはスコットランドのアイラ島全体がピート層になっている為、採れます。

日本でもピートは北海道で採れるらしいです。

 

 

 

 

 最後に

スコッチウィスキーのシングルモルトにはピート香が強烈についているウィスキーもあり、

香りを嗅いでみるとわかるのですが、消毒薬のような薬品(ヨード香)を感じさせる香りがあります。

 

しかしシングルモルトを楽しむときは、この独特な香りを楽しむのも忘れないでくださいね。

 

 

それでは、また。

 

 

今後とも、4MIX COCKTAILをどうぞよろしくお願い致します。

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2015年4月7日 15:00 カテゴリー: BAR講座

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