カシスソーダ -カクテルレシピのノウハウ-  BLOG

2015.07.03

カシスソーダ -カクテルレシピのノウハウ-

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皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

今回は、「カシスソーダ」のカクテルレシピをご紹介します。

 

 

このカクテルは、カシスリキュールにソーダ(炭酸水)で割って作ります。

カシス系のカクテルはBARでも居酒屋でもメニューに載るほど定番中の定番カクテルです。

 

味わいは、甘口の炭酸系カクテルとして飲みやすく女性に人気のカクテルです。

カシスソーダのアルコール度数は約4~6度ほどの弱めで低アルコールカクテルとなります。

 

 

 

 

リキュールベースのカシスソーダ(Cassis Soda)

 

このカクテルは、カシスのリキュールベースとなっています。

 

カシスソーダの主役でもあるカシスリキュールの銘柄には、いくつもの種類があります。

BARで取り扱っているカシスリキュールは様々で、それぞれ味わいも異なります。

 

 

主な銘柄を挙げると・・・

 

・ルジェ クレームドカシス

・フィリップ・ド・ブルゴーニュ カシス

・ドメーヌ・クリテール カシス

・ギルマール クレーム ド カシス プレステージ ド  ブルゴーニュ

・リケール ド カシス ド ムートン ロートシルト

・ルジェ ノワール・ド・ブルゴーニュ(ダブルカシス)

 

 

お手頃なものから最高級のものまで揃っているのがカシスリキュールです。

 

 

 

 

カシスソーダをおいしく作るポイント

 

ここではカシスソーダを美味しく作るポイントをご紹介します。

 

 

■ 作り方のポイント ■

 

1.ソーダ(炭酸)を注ぐとき、氷にぶつからないように避けながら静かに注ぐ。

 

ソーダ(炭酸水)はグラスの中の氷と氷のすき間から注ぐように意識します。

炭酸が抜けやすくなることを避けるために、勢いよく注がないように心掛けましょう。

 

 

 

 

2.材料を混ぜるとき、炭酸が抜けないように沈んだカシスのお酒を混ぜ合わせる。

 

糖分を含んだリキュールは比重が重くなります。

比重とは、物質の密度と密度を比べたことをいいます。

 

少し難しく感じると思いますが、簡単に説明すると、

糖度の高いカシスリキュールはソーダに比べて比重が重いため、

この2つをグラスの中に注ぐと、比重の重いカシスはグラスの底へと沈殿します。

 

ソーダと沈んだカシスをいかに炭酸が飛ばないように混ぜ合わせるかがポイントです。

 

 

 

カシスソーダの作り方について

 

カシスソーダの作り方は簡単なのですが、

ここでは材料を入れる順番がポイントとなる作り方を特別にご紹介します。

 

 

 

 

【用意するもの】

  • カシスリキュール
  • ソーダ(炭酸水)
  • レモン
  • コリンズグラス (またはタンブラーグラス)
  • バースプーン (無ければマドラーで代用)

 

 

 

 

 

【作り方のレシピ】

材料を、グラスに直接入れて作ります。(ビルドという作り方)

 

 

  1. 1/8にカットしたレモンを軽く絞り、そのままグラスに入れます。
  2. 氷をグラスに入れます。
  3. ソーダ(炭酸水)をゆっくりと適量注ぎます。
  4. カシスリキュール45mlを入れます。
  5. バースプーンでグラスの底から氷を持ち上げるように1~2回静かに動かし、
  6. 最後に1回転だけステアして出来上がり。

 

 

※グラスの容量によって各材料の分量を調整してください。

 

 

 

 

 

上記の作り方でポイントとなるのは、ソーダを最初に注ぐことです。

 

通常は、お酒を最初に入れてからジュースなどで割りますが、

ここでは糖度の高いカシスのお酒を最後に注ぎます。

 

 

通常通りカシスを最初に入れてソーダを後から注ぐと、グラスの中で分離を起こします。

つまり、2つの層に分かれてしまうということです。

見た目はグラデーションができて綺麗ですが、おいしく頂くには混ぜなくてはいけません。

 

 

これは何を意味するかといいますと、

分離した材料を混ぜるには、その分ステアする回数が増えてしまい

炭酸も抜けやすくなってしまうということを意味します。

 

それを避けるために、比重の重いカシスのお酒を後に入れるのです。

また、炭酸の気泡を利用して材料は自然と混ざっていきます。

 

 

 

さらに美味しく楽しむ方法!

 

1. 使用する材料は冷蔵庫で予め冷やしておきます。

(グラスも冷蔵庫に入れて、外に出した時にうっすらと曇るくらいに冷やせるとOK)

 

2. 氷は溶けにくい純氷を使用するとカクテルの味を引き締めます。

 

3. 味わいの好みによって、各材料の分量を調整しましょう。

(アルコールを弱めたい場合、お酒の量を減らし分量を調整します)

 

 

 

 

【カシスソーダからのバリエーション】

 

・ソーダをグレープフルーツジュースに変えて作ると「カシスグレープフルーツ」に!

 

・ソーダをオレンジジュースに変えて作ると「カシスオレンジ」という名のカクテルに!

 

 

 

 

 

最後に

 

カシスリキュールはジュース類や炭酸系との相性が抜群にいいお酒です。

カクテルの作り方を勉強している方には、このお酒を1本持っておくことをお薦めします。

 

レシピのレパートリーも豊富なため、カシス系カクテルを多く作ることができます。

 

>>> カシスリキュールで作るカクテルレシピの覚え方

 

 

 

今回はカクテルのカシスソーダをご紹介いたしました。

それでは、また。

 

 

 

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2015年7月3日 08:00 カテゴリー: カクテル

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