マタドール -カクテルレシピのノウハウ-  BLOG

2017.01.30

マタドール -カクテルレシピのノウハウ-

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皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

今回は、「マタドール」のカクテルレシピをご紹介します。

 

テキーラの代表的なカクテルの1つにマタドールがあります。

マタドールのレシピは無色透明タイプのテキーラをベースに、

パイナップルジュースとライムジュースをシェイクして作るロングドリンクです。

 

「テキーラ」というとクセのあるイメージを持つかもしれませんが、

味わいはパイナップルの甘味とライムの酸味がフルーティで甘酸っぱく

そこにシェイクをして仕上げるため、口当たりの良いカクテルとなります。

 

マタドールのアルコール度数は約13度前後でカクテルの中ではやや低めです。

 

 

テキーラベースのマタドール (Matador)

 

このカクテルは、テキーラベースとなっています。

 

テキーラは4大蒸留酒のひとつです。

4大蒸留酒は「ジン」「ウォッカ」「ラム」「テキーラ」のことを指しています。

また蒸留酒はスピリッツと言い、「4大スピリッツ」とも呼ばれています。

 

そんなテキーラにはホワイトテキーラと、ゴールドテキーラがあります。
これは熟成期間によってタイプ別に分類されています。

 

ホワイトテキーラは「テキーラ・ブランコ」とも呼ばれますが、

熟成させていないものか、1ヶ月ほど熟成させたものを言います。

 

ゴールドテキーラは「テキーラ・レポサド」と「テキーラ・アネホ」があり

レポサドは、オーク樽で2ヶ月ほど熟成させたもの。

アネホは、オーク樽で1年以上熟成させたものを言います。

樽熟成をさせているため黄金色か琥珀色に色が付いています。

 

ではマタドールに使うテキーラはどのタイプを使用するかといいますと、
ホワイトテキーラ(ブランコ)と呼ばれる無色透明の方を使います。

何かしらの理由でゴールドタイプを使うお店もあると思いますが、

マタドールのカクテルに限らずテキーラはホワイトが主に使われます。

 

 

 

 

 マタドールのカクテル名の由来とは?

 

マタドールとはスペイン語で「闘牛士」という意味です。

正式にはトレーロ・マタドールと言います。

 

闘牛士は牛と闘う競技においてムレータという赤い布を持ち、

突進してくる牛に身をかわしながら、最後の場面で槍を刺します。

その命懸けで闘う勇敢な姿は、まさに闘牛場の主役といえます。

 

そういった意味では、何かに対して果敢に挑んでいる方へ

贈りたくなるようなカクテルがマタドールです。

 

また、馬にまたがっている闘牛士を「ピカドール」と呼びます。

こちらは「ピカドール -カクテルレシピのノウハウ-」でご紹介しています。

 

 

■ マタドールが発祥したのは?■

 

「マタドール」とカクテルの名前が付いた由来については

伝えられている諸説が定かではないため、現在のところ不明です。

 

また、マタドールのカクテルが生まれた発祥については

スペインの伝統文化でもある闘牛つながりで

スペインのように思われるところですが、実際は不明です。

 

ただ、マタドールはメキシコで生まれたカクテルとも言われています。

これはベースとなるお酒がテキーラを使うということもあり、

テキーラはメキシコが原産国というのが背景にあるからでしょうか。

 

 

 

 マタドールの作り方について

 

 

マタドールで用意する材料のレシピは3つです。

テキーラのお酒、パイナップルジュース、ライムジュースです。

 

作り方に関しては、カクテル道具の「シェーカー」が必要となります。
また、カクテルシェーカーを振る技術も必要です。

ただマタドールはシェーカーを使わないでグラスで直接作ることもできますが、

口当たりの滑らかさの部分でその味わいが違ってきます。

 

 

【用意するもの】

  • ホワイトテキーラ(ブランコ)
  • パイナップルジュース (フレッシュでも可)
  • ライムジュース (フレッシュでも可)
  • オールドファッションドグラス (またはロックグラス)
  • カクテルシェーカー
  • バースプーン (無ければスプーンで代用)
  • メジャーカップ(無ければ計量カップで代用)

 

 

【作り方のレシピ】

材料をカクテルシェーカーに入れ、シェイクして作ります。

(シェークという作り方)

 

  1. シェーカーにテキーラを30ml注ぎます。
  2. パイナップルジュースを45ml注ぎます。
  3. ライムジュースを10~15ml注ぎます。
  4. 軽く混ぜます。
  5. グラスに大きめの氷を入れます。
  6. シェーカーに氷を入れてシェイクします。
  7. グラスに材料を注いだら出来上がり。

 

※グラスに入れる氷については大きめの氷や丸氷が最適です。

またシェイクした後の氷をそのままグラスに入れても大丈夫です。

 

 

◆フレッシュジュースで作るときのポイント

フレッシュのパイナップルやライムジュースを使って作る時は、

甘味と酸味のバランスを調整します。

 

なぜなら生のパイナップルやライムのフルーツを扱う際は、

そのフルーツが採れた産地や品種、完熟具合などによって

果汁にした時の味が違ってきます。

 

そのため、フレッシュのジュースを絞った場合は必ず

味を下見して甘味や酸味のバランスを分量で調整する必要があります。

 

 

さらに美味しく楽しむ方法!

 

1. テキーラやジュース類の材料は予め冷やしておくと良いでしょう。

2. ジュース類は生のフルーツを絞りフレッシュで仕上げると一層楽しめます。

3. 生のパイナップルを絞るときはハンドジューサーやサラシなどで果汁を出します。

 

 

 

【マタドールからのバリエーション】

下記は、マタドールのレシピから一部の材料を変えると他のカクテルになります。

 

■ テキーラとライムジュースはそのままで

<パイナップルジュースだけを変更する>

 

・コーラに変えると「メキシコーラ」

・クランベリージュースに変えると「マリアテレサ」

・グリーン・ぺパーミントに変えると 「モッキンバード」

・コアントローに変えると「マルガリータ

 

 

■ テキーラとパイナップルジュースはそのままで

<ライムジュースだけを変更する>

 

・グレナデンシロップに変えると「メキシカン」

・レモンジュースとグレナデンシロップに変えると「テカドール」

・グリーン・ペパーミントとガリアーノに変えると「エバーグリーン」

 

 

■ テキーラはそのままで

<パイナップルジュース&ライムジュースを変更する>

 

・オレンジジュースとグレナデンシロップに変えると「テキーラサンライズ

・オレンジジュースとシュガーシロップに変えると「アンバサダー」

・グレープフルーツジュースとトニックウォーターに変えると「パロマ」

・グレープフルーツジュースとレモンジュースに変えると「コンチータ」

・ライムジュースを除き、コーヒーリキュールに変えると「ピカドール

 

 

 

最後に

 

パイナップルジュースの材料を使ってシェイクした場合、

グラスに注ぎ入れた時、白い細かな泡が立ちます。

これはシェークする際、液体に空気が含まれるため気泡となります。

 

この気泡がテキーラのアルコールっぽさを和らげています。

そのため気泡を含んでいるのは口当たりがマイルドになっている証拠でもあります。

 

マタドールはグラスで直接作るビルドという作り方もできますが、

シェイクしない分、滑らかさを感じない味わいに仕上がります。

この作り方を用いるかは味わいの好みで使い分けてみてはいかがでしょうか。

 

今回はカクテルのマタドールをご紹介いたしました。

それでは、また。

 

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2017年1月30日 16:00 カテゴリー: カクテル

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