オーセンティックバーについて BAR入門  BLOG

2017.04.20

オーセンティックバーについて BAR入門

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皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

バーには様々な形態の種類があります。

 

例えばこちらでご紹介した「バーの種類を知る BAR入門」の記事でも

ショットバーやダイニングバー等といったコンセプトの違う種類のバーが

いくつかあることをご紹介させて頂きました。

 

そして「〇〇バー」と呼ばれるBARが細分化されている中で、

オーセンティックバーと呼ばれるバーがあるのをご存知でしょうか?

 

バーについてあまり詳しくない方にとって、

「〇〇バー」と名前の付いた現状を考えるとオーセンティックバーと聞いて

それが、どんなバーなのか疑問に思うのではないでしょうか。

 

そこで今回はオーセンティックバーについてご説明していきます。

 

 

 

オーセンティックバーとは?

 

属に言われるオーセンティックバーとは1つのバーのスタイルです。

格式ある正統なバーという意味合いでオーセンティックバーと呼ばれます。

 

オーセンティック(Authentic)には「本物の」「信頼のおける」といった意味があり、

「伝統的なBAR」「正統派BAR」「格式高いBAR」などと表現されることがあります。

 

つまり信頼のおける本格的なBARを専門として

その伝統的なしきたりを受け継いだスタイルのバーとも言えます。

 

オーセンティックバーはどんなバー?

 

オーセンティックバーについて何となく、その意味合いが分かって頂けたと思います。

では具体的にオーセンティックバーとは、どういったバーなのかお話を致します。

 

くだけた雰囲気でカジュアルなバーとは反対に、

オーセンティックバーは重厚な雰囲気に控えめな照明で落ち着いた空間です。

そのため、静かな雰囲気の中で会話やお酒を楽しむことができます。

 

バーの規模にもよりますが、

カウンタ席だけのバーであったり、ソファー席を設けているバーもあります。

またオーセンティックバーの空間を語る上で欠かせないのが「バックバー」です。

「バックバー」とは、お酒を置く棚のことで「酒棚」と呼びます。

 

バックバーにはウィスキーやリキュールといった多くのボトルがずらっと並び、

他のお店ではお目に掛かれないような年代物のウィスキーや

そこでしか飲めないマニアックな洋酒を揃えているバーもあります。

 

オーセンティックバーはカクテルのレシピにしても、お酒の品揃えにしても
グラスや氷といった1つ1つの細かな部分にこだわりが垣間見えます。

そして、正統派のバーと呼ばれるだけあってバーテンダーの存在も忘れることはできません。

 

このようなバーにはプロフェッショナルなバーテンダーが多く所属しているのも特徴です。

言い換えれば、お酒の専門的な知識や接客の距離感、

カクテルを作る上で必要なシェイカーやミキシンググラスなど

調合する技術をもったバーテンダーがいるのもオーセンティックバーの特徴です。

 

オーセンティックバーの特徴

前述したようにオーセンティックバーについてある程度、イメージできたでしょうか。

バーの中でもオーセンティックバーには、いくつかの特徴や雰囲気があります。

 

下記のように一概にあてはまるわけでもありませんが、

最後にオーセンティックバーの特徴をそれぞれまとめてみたいと思います。

 

 

 【1.バーテンダー】

・白いジャケットやベストを着用して身なりを整えている制服

・カクテルコンペで賞を受賞、または出場経験のあるバーテンダーが所属

・お酒の知識や専門技術を持ったバーテンダーが所属

・シェーカーを振る技術、ボトルやグラスの扱い方が備わっている

・フルーツやハーブなど材料の扱い方に知識がある

・お酒を作る姿勢や指先にまで神経を使っている

・お客様との会話、丁寧な接客など距離感を心得ている

など

 

【2.空間】

・静かで落ち着いた照明の明るさで大人の雰囲気

・重厚な雰囲気の内装

・規則正しくお酒の並んだバックバー(酒棚)

・一枚板のカウンターがある

・ジャズなど控えめな曲調が流れているBGM

・ドレスコードや人数制限、チャージ料がある

など

 

【3.こだわり】

・お酒の専門的な品揃え

・他にはない珍しい銘柄のスピリッツやウィスキーなどがある

・年代物、レアもの、入手困難のお酒がある

・グラスに対するこだわりを持っている

・氷に対するこだわりを持っている(製氷機ではない純氷、丸氷など)

・その季節の旬な果物でつくるフレッシュカクテル

など

 

【4.フード】

バーフードに関しては定番メニューはもちろんのこと

おつまみ程度のフードだけでなく、しっかりと食事の摂れるバーもあります。

またお酒との相性を考えたこだわりのあるフードを用意するバーもあります。

 

・合鴨やチーズなどの燻製系フード

・ミックスナッツやビーフジャーキーなど定番の乾き物

・チョコレート、干しぶどう、レーズンバターなどのおつまみ

・チーズや生ハム、ソーセージ、ピクルスの盛り合わせ

・フライドポテト、から揚げなどの揚げ物

・パスタ系やピザ

など

 

 

オーセンティックバーの特徴について何点か挙げてみましたが、

全てに当てはまる訳でもなく、参考程度にとどめて頂きたいと思います。

 

最近ではこのような特徴を持ったBARでも厳密な線引きをされているわけではない為

オーセンティックバーと呼べるBARの定義づけは非常に難しい部分があります。

 

それは、オーセンティックバーと名乗っていてもカジュアルな雰囲気さがあったり、

お酒だけではなくフードのメニューが充実していたりと

オーセンティックバーの中でも多様性があるからだといえます。

 

 

 

最後に

 

バーにあまり行かない方にとってオーセンティックバーに対するイメージは

格調が高い、敷居の高いというイメージがされがちです。

 

そういったイメージが先行しているせいか、

このようなオーセンティックバーに行くには「お酒の知識が必要なのでは・・」

「お酒が飲めないと入れないのでは・・・」と感じてしまう方もいるかと思います。

実際、そのような心配事は必要なくBARを利用できますのでご安心ください。

 

今回はオーセンティックバーについてお話を致しましたが、

どんなバーなのかお分かりいただけたでしょうか?

本格的なBARを楽しむなら、まずはオーセンティックバーはお薦めですよ♪

 

それではまた。

 

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2017年4月20日 16:55 カテゴリー: BAR講座

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