スプモーニ -カクテルレシピのノウハウ-  BLOG

2017.05.11

スプモーニ -カクテルレシピのノウハウ-

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皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

今回は、「スプモーニ」のカクテルレシピをご紹介します。

 

 

スプモーニは薬草系リキュールのカンパリをベースに、

グレープフルーツジュースとトニックウォーターで作るロングドリンクです。

 

スプモーニの味わいは、ほどよい苦味にさっぱりとした炭酸系のカクテルです。

初めてカンパリを口にしたとき、そのほろ苦さに驚くかもしれませんが

グレープフルーツジュースとトニックウォーターで割ることで飲みやすくなります。

 

スプモーニのアルコール度数は約5~7度でカクテルの中では低めでお薦めです。

 

 

リキュールベースのスプモーニ (Spumoni)

 

このカクテルは、リキュールベースとなっています。

 

スプモーニは同じカンパリを使ったカクテルの

「カンパリグレープフルーツ」にトニックウォーターを足したバージョンのカクテルです。

 

カンパリは1860年にイタリアのミラノで誕生した薬草系リキュールですが、

イタリアは特にハーブや薬草系を使った苦味のあるリキュールが多くあります。

 

同じ薬草系(ハーブ系)リキュールを挙げますと、

イエーガーマイスター、フェルネットブランカ、チナールなどがあり、

どれも苦味が特徴的なリキュールのお酒として知られています。

 

スプモーニは男女問わず人気のあるカクテルです。

 

「甘いカクテルがどうしても苦手」という方には、

人気のあるジントニックやスプモーニがお薦めとなりますが、

 

カンパリ自体、柑橘系のジュースとの相性は良いので

そのままオレンジジュースやグレープフルーツジュースで割るのがお薦めです。

カクテルに興味がある方の最初の入口として飲まれてみても良いと思います。

 

 スプモーニのカクテル名の由来とは?

 

スプモーニはイタリアで生まれたカクテルです。

 

スプモーニという名前の由来は、

イタリア語のスプマーレ(SPUMARE)からきています。

スプマーレとは「泡立つ」という意味です。

 

その「泡立つ」という様子を表現しているものとして

スプモーニに使われるトニックウォーターの炭酸の泡から連想されて

カクテル名へと繋がっているのではないでしょうか。

 

ただスプモーニはカクテルの名前ですが

イタリアではスプモーニは「アイスクリーム」のことを指しています。
これはスプモーネと呼ばれたりもします。

 

イタリア語でスプモーネ(Spumone)は単数形で、

スプモーネの複数形をスプモーニ(Spumoni)と言います。

 

スプモーネはイタリアの伝統的なアイスクリームで

それぞれ色や風味といった種類の異なるアイスクリームを3つほど重ね、

その重ねた層の中に、さくらんぼ等の果物やナッツを加えて作られます。

また、泡立てたホイップクリームを混ぜ合わせることもあります。

 

これがカクテルのスプモーニの語源となっているかは定かではありません。

 

 スプモーニの作り方について

スプモーニのレシピは3つの材料だけで簡単に作れます。

 

作り方はカンパリとグレープフルーツジュースに、

最後はトニックウォーターで割って仕上げるカクテルですが、

カンパリとグレープフルーツジュースの分量を1:1の割合にした場合、

カンパリの苦味が若干主張しますのでグレープフルーツジュースの量で調整します。

 

 

【用意するもの】

  • カンパリリキュール
  • グレープフルーツジュース (フレッシュでも可)
  • トニックウォーター
  • タンブラーグラス (またはコリンズグラス)
  • バースプーン (スプーンで代用可)
  • メジャーカップ(計量カップで代用可)

 

 

【作り方のレシピ】

材料をグラスに入れて直接作ります。(ビルドという作り方)

 

  1. タンブラーグラスに氷を入れます。
  2. カンパリを30ml注ぎます。
  3. グレープフルーツジュースを45ml注ぎます。
  4. 2つの材料を軽く混ぜます。
  5. 次にトニックウォーターを適量注ぎます。
  6. 1~2回ステアして出来上がり。

 

使うグラスのサイズによって、同じ分量で作っても味わいにばらつきがでますので注意してください。

 

 

■ スプモーニを作るときのポイント ■

スプモーニを作る上でポイントになるのは

カンパリリキュールの味わいをどこまで出すかです。

 

カンパリは他の甘いリキュールとは違い、ほろ苦さを感じるリキュールです。

苦味を感じたいのか、または少し苦味を和らげたいのか

それぞれ味わいの好みに合わせて分量の比率を変える必要があります。

 

トニックウォーターと合わせたときに、思うような味わいに近づけられるか

その点をポイントにおいて作っていきます。

 

カクテル本などで紹介されるレシピによっては、

カンパリとグレープフルーツジュースの割合がそれぞれ異なります。

・30ml:30ml

・30ml:45ml

・30ml:60ml

 

上記のようにカンパリリキュール30mlの分量に対して、

グレープフルーツジュースをどれくらいの量を入れるかによって

カンパリ自体の味わいの感じ方が異なってきます。

 

飲みやすくする場合はグレープフルーツジュースと

トニックウォーターでうまくバランスを取って仕上げます。

 

 

さらに美味しく楽しむ方法!

 

1. 材料は予め冷やしておくと良いでしょう。

2. グレープフルーツを絞りフレッシュジュースで仕上げると一層楽しめます。

 

※材料について

グレープフルーツジュースは市販されているメーカーによって酸味の感じ方が違います。

また生のグレープフルーツから絞った果汁も、産地や完熟度の違いによって酸味の感じ方が異なってきます。

 

これはトニックウォーターにも言える事で、

やはりメーカーによって甘味や苦味の感じ方が違います。

 

カクテルを作り慣れていないときは、素材の特徴まであまり深く考える必要はありませんが

こだわりを持って作ってみたいときは、このような点を踏まえることで、

自分好みの美味しいスプモーニに近づけることができます。

 

 

【スプモーニからのバリエーション】

下記は、スプモーニのレシピから一部の材料を変えると他のカクテルになります。

 

■ グレープフルーツジュースとトニックウォータはそのままで

<カンパリだけを変更する>

 

・テキーラに変えると「パロマ」

・ラムに変えると「ソルクバーノ」

・ディタ(ライチリキュール)に変えると「ディタモーニ」

 

■ カンパリはそのままで

<グレープフルーツジュース&トニックウォーターを変更する>

 

・オレンジジュースに変えると「カンパリオレンジ」

・ソーダ(炭酸水)に変えると「カンパリソーダ」

・スイートベルモットとソーダに変えると「アメリカーノ

・ジンとスイートベルモットに変えると「ネグローニ

・ドライベルモットとライウィスキーに変えると「オールドパル」

・ビールに変えると「カンパリビア」

・ウォッカに変えると「ゼウス」

 

 

最後に

スプモーニに使うお酒はカンパリのみですが、

カンパリだけをシェイクすると「シェカラート」というカクテルになります。

 

そのカンパリには容量の異なるサイズのボトルがあります。

1000ml、750ml、375ml、200ml

それぞれの用途に合わせて容量の違うものがありますので非常に便利なリキュールです。

 

カクテル作りを始めたい方は少量サイズから始めてみてはいかがでしょうか。

 

今回はカクテルのスプモーニをご紹介いたしました。

それでは、また。

 

photo by: Abhisek Sarda

 

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2017年5月11日 16:00 カテゴリー: カクテル

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