【 4MIX COCKTAIL 】 BLOG

2017.01.30

マタドール -カクテルレシピのノウハウ-

 

 

皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

今回は、「マタドール」のカクテルレシピをご紹介します。

 

テキーラの代表的なカクテルの1つにマタドールがあります。

マタドールのレシピは無色透明タイプのテキーラをベースに、

パイナップルジュースとライムジュースをシェイクして作るロングドリンクです。

 

「テキーラ」というとクセのあるイメージを持つかもしれませんが、

味わいはパイナップルの甘味とライムの酸味がフルーティで甘酸っぱく

そこにシェイクをして仕上げるため、口当たりの良いカクテルとなります。

 

マタドールのアルコール度数は約13度前後でカクテルの中ではやや低めです。

 

 

テキーラベースのマタドール (Matador)

 

このカクテルは、テキーラベースとなっています。

 

テキーラは4大蒸留酒のひとつです。

4大蒸留酒は「ジン」「ウォッカ」「ラム」「テキーラ」のことを指しています。

また蒸留酒はスピリッツと言い、「4大スピリッツ」とも呼ばれています。

 

そんなテキーラにはホワイトテキーラと、ゴールドテキーラがあります。
これは熟成期間によってタイプ別に分類されています。

 

ホワイトテキーラは「テキーラ・ブランコ」とも呼ばれますが、

熟成させていないものか、1ヶ月ほど熟成させたものを言います。

 

ゴールドテキーラは「テキーラ・レポサド」と「テキーラ・アネホ」があり

レポサドは、オーク樽で2ヶ月ほど熟成させたもの。

アネホは、オーク樽で1年以上熟成させたものを言います。

樽熟成をさせているため黄金色か琥珀色に色が付いています。

 

ではマタドールに使うテキーラはどのタイプを使用するかといいますと、
ホワイトテキーラ(ブランコ)と呼ばれる無色透明の方を使います。

何かしらの理由でゴールドタイプを使うお店もあると思いますが、

マタドールのカクテルに限らずテキーラはホワイトが主に使われます。

 

 

 

 

 マタドールのカクテル名の由来とは?

 

マタドールとはスペイン語で「闘牛士」という意味です。

正式にはトレーロ・マタドールと言います。

 

闘牛士は牛と闘う競技においてムレータという赤い布を持ち、

突進してくる牛に身をかわしながら、最後の場面で槍を刺します。

その命懸けで闘う勇敢な姿は、まさに闘牛場の主役といえます。

 

そういった意味では、何かに対して果敢に挑んでいる方へ

贈りたくなるようなカクテルがマタドールです。

 

また、馬にまたがっている闘牛士を「ピカドール」と呼びます。

こちらは「ピカドール -カクテルレシピのノウハウ-」でご紹介しています。

 

 

■ マタドールが発祥したのは?■

 

「マタドール」とカクテルの名前が付いた由来については

伝えられている諸説が定かではないため、現在のところ不明です。

 

また、マタドールのカクテルが生まれた発祥については

スペインの伝統文化でもある闘牛つながりで

スペインのように思われるところですが、実際は不明です。

 

ただ、マタドールはメキシコで生まれたカクテルとも言われています。

これはベースとなるお酒がテキーラを使うということもあり、

テキーラはメキシコが原産国というのが背景にあるからでしょうか。

 

 

 

 マタドールの作り方について

 

 

マタドールで用意する材料のレシピは3つです。

テキーラのお酒、パイナップルジュース、ライムジュースです。

 

作り方に関しては、カクテル道具の「シェーカー」が必要となります。
また、カクテルシェーカーを振る技術も必要です。

ただマタドールはシェーカーを使わないでグラスで直接作ることもできますが、

口当たりの滑らかさの部分でその味わいが違ってきます。

 

 

【用意するもの】

  • ホワイトテキーラ(ブランコ)
  • パイナップルジュース (フレッシュでも可)
  • ライムジュース (フレッシュでも可)
  • オールドファッションドグラス (またはロックグラス)
  • カクテルシェーカー
  • バースプーン (無ければスプーンで代用)
  • メジャーカップ(無ければ計量カップで代用)

 

 

【作り方のレシピ】

材料をカクテルシェーカーに入れ、シェイクして作ります。

(シェークという作り方)

 

  1. シェーカーにテキーラを30ml注ぎます。
  2. パイナップルジュースを45ml注ぎます。
  3. ライムジュースを10~15ml注ぎます。
  4. 軽く混ぜます。
  5. グラスに大きめの氷を入れます。
  6. シェーカーに氷を入れてシェイクします。
  7. グラスに材料を注いだら出来上がり。

 

※グラスに入れる氷については大きめの氷や丸氷が最適です。

またシェイクした後の氷をそのままグラスに入れても大丈夫です。

 

 

◆フレッシュジュースで作るときのポイント

フレッシュのパイナップルやライムジュースを使って作る時は、

甘味と酸味のバランスを調整します。

 

なぜなら生のパイナップルやライムのフルーツを扱う際は、

そのフルーツが採れた産地や品種、完熟具合などによって

果汁にした時の味が違ってきます。

 

そのため、フレッシュのジュースを絞った場合は必ず

味を下見して甘味や酸味のバランスを分量で調整する必要があります。

 

 

さらに美味しく楽しむ方法!

 

1. テキーラやジュース類の材料は予め冷やしておくと良いでしょう。

2. ジュース類は生のフルーツを絞りフレッシュで仕上げると一層楽しめます。

3. 生のパイナップルを絞るときはハンドジューサーやサラシなどで果汁を出します。

 

 

 

【マタドールからのバリエーション】

下記は、マタドールのレシピから一部の材料を変えると他のカクテルになります。

 

■ テキーラとライムジュースはそのままで

<パイナップルジュースだけを変更する>

 

・コーラに変えると「メキシコーラ」

・クランベリージュースに変えると「マリアテレサ」

・グリーン・ぺパーミントに変えると 「モッキンバード」

・コアントローに変えると「マルガリータ

 

 

■ テキーラとパイナップルジュースはそのままで

<ライムジュースだけを変更する>

 

・グレナデンシロップに変えると「メキシカン」

・レモンジュースとグレナデンシロップに変えると「テカドール」

・グリーン・ペパーミントとガリアーノに変えると「エバーグリーン」

 

 

■ テキーラはそのままで

<パイナップルジュース&ライムジュースを変更する>

 

・オレンジジュースとグレナデンシロップに変えると「テキーラサンライズ

・オレンジジュースとシュガーシロップに変えると「アンバサダー」

・グレープフルーツジュースとトニックウォーターに変えると「パロマ」

・グレープフルーツジュースとレモンジュースに変えると「コンチータ」

・ライムジュースを除き、コーヒーリキュールに変えると「ピカドール

 

 

 

最後に

 

パイナップルジュースの材料を使ってシェイクした場合、

グラスに注ぎ入れた時、白い細かな泡が立ちます。

これはシェークする際、液体に空気が含まれるため気泡となります。

 

この気泡がテキーラのアルコールっぽさを和らげています。

そのため気泡を含んでいるのは口当たりがマイルドになっている証拠でもあります。

 

マタドールはグラスで直接作るビルドという作り方もできますが、

シェイクしない分、滑らかさを感じない味わいに仕上がります。

この作り方を用いるかは味わいの好みで使い分けてみてはいかがでしょうか。

 

今回はカクテルのマタドールをご紹介いたしました。

それでは、また。

 

2017年1月30日 16:00 カテゴリー: カクテル

2017.01.15

バックスフィズ -カクテルレシピのノウハウ-

 

 

皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

今回は、「バックスフィズ」のカクテルレシピをご紹介します。

 

バックスフィズとはオレンジジュースをシャンパンで割るロングドリンクのカクテルです。

 

主なレシピはミモザというカクテルに使う材料と同じですが、

バックスフィズの場合はシャンパングラスではなく、

タンブラーグラスを使い、氷を入れて仕上げる作り方です。

 

味わいはさっぱりとして飲みやすいカクテルとなります。

またバックスフィズのアルコール度数は約6~8度とやや弱めです。

 

 

 

シャンパンベースのバックスフィズ(BUCKS FIZZ)

 

このカクテルはワインベースの中に分類されます。

シャンパンかスパークリングワインを使ったカクテルとなります。

 

バックスフィズはご存知の方もいるかと思いますが

シャンパンカクテルとして有名な「ミモザ」の別名として紹介されます。

 

ただバックスフィズとミモザは使う材料が同じでも

レシピの内容や分量の割合は少し異なりますので

別物のカクテルとして考えてもいいかもしれません。

また使うグラスも異なるため、シャンパンの量にも違いがあります。

 

別名のあるカクテルとしてバックスフィズとミモザは

同じシャンパンカクテルで「フレンチ75」というカクテルに似ています。

このカクテルも「ダイヤモンドフィズ」という別名がありますので

そういった意味では似たような関係のカクテルと言えます。

 

 

 

 

 バックスフィズのカクテル名の由来とは?

 

バックスフィズは1921年に創作されたカクテルです。

生まれたのはイギリスのロンドンが発祥となります。

 

「バックス・クラブ」という社交クラブの店名から名付けられ

メニュー化して売ったのがバックスフィズのカクテル名の由来です。

 

ちなみにバックスフィズの「フィズ」とは、

ベースとなるお酒にレモンなどの酸味とシロップなどの甘味を、

シェイクしてソーダで割ったスタイルの作り方です。

 

創作したのは、そのバックス・クラブ(The Buck’s Club)に勤めていた

バーテンダーのパット・マクギャリー氏によって作られたカクテルです。

 

当時の創作意図ととして

早い時間帯からでもお酒を飲みたいお客様のために、

周囲から見てもジュースを飲んでいるかのように見せるために

考慮して作ったのが始まりと伝えられています。

 

 

 

■ バックスフィズとミモザが先に生まれたのは? ■

 

バックスフィズはミモザのもう1つの別名でもある

「シャンパン・ア・ロランジュ」をアレンジして作られたと伝えられています。

 

ではここで、ミモザとバックスフィズとでは、

どちらが先に誕生したカクテルと言えるのでしょうか?

 

伝えられている説から言えば、

1921年にイギリスでバックスフィズが生まれ、

1925年にフランスでミモザが生まれている点から(異説もあり)

バックスフィズの方が先に誕生していたと言えます。

 

ただ、初めからミモザという名でイギリスに渡り

ミモザのアレンジとしてバックスフィズが誕生した説もあることから

はっきりとしたことは不明で明確ではありません。

 

どちらにしてもイギリスでは「バックスフィズ」と呼ばれ、

フランスでは「ミモザ」の名称で呼ばれ親しまれているのは確かです。

 

 

 

 バックスフィズの作り方について

バックスフィズのレシピはオレンジジュースをシャンパンで割る作り方です。

 

レシピによってはカクテル名に「フィズ」と付きますので

グレナデンシロップやレモンを加えて作るレシピもあります。

 

バックスフィズの分量の割合は同じ量で割ったりしますが、

基本はグラスに対してシャンパンとオレンジジュースが2:1の比率です。

 

 

【用意するもの】

  • シャンパン(スパークリングワインでも可)
  • オレンジジュース
  • オレンジスライス(無くても可)
  • タンブラーグラス
  • バースプーン (無くても可)

 

 

【作り方のレシピ】

材料をグラスに入れて直接作ります。(ビルドという作り方)

 

  1. タンブラーグラスに氷を入れます。
  2. オレンジジュースをグラスに60ml入れます。
  3. 次にシャンパンを氷にあてないで注ぎ、満たします。
  4. バースプーンで軽く混ぜます。
  5. お好みでオレンジスライスを飾って出来上がり♪

 

※シャンパンではなくスパークリングワインでもOK

※グラスのサイズによって分量は調整してください。

※シャンパンを注ぐ際は、泡立ちに気をつけてゆっくり入れます。

 

 

 

さらに美味しく楽しむ方法!

 

1. シャンパンやオレンジジュースは予め冷やします。

2. シャンパンやスパークリングワインはブリュット(辛口)を用意!

3. フレッシュのオレンジジュースで作ると更に楽しめます。

4. アルコールの強弱はシャンパンの量を調整し、お好みで♪

 

 

 

【バックスフィズからのバリエーション】

・既存レシピにレモンジュースとグレナデンシロップを加えると「バルボタージュ」

・オレンジジュースをブルーキュラソーに変えると「シャンパンブルース」に!

・オレンジジュースをカシスリキュールに変えると「キールロワイヤル」に!

・オレンジジュースをピーチネクターに変えると「ベリーニ」に!

・シャンパンをウォッカにに変えると「スクリュードライバー」に!

 

 

 

最後に

バックスフィズはミモザと違って氷を入れる分、

時間が経過すると共に氷が溶けてアルコールが薄まってきます。

その為、ロングドリンクですが早めに飲み干した方が良さそうですが、

逆にお酒が弱い方には時間を掛けて飲んで頂くのが良いかもしれません。

 

ある程度、時間を掛けて頂くことでアルコールも薄まっていくため

味わい的には最後までしっかりと楽しむことは難しいのですが、

お酒の弱い方やお酒の席で酔うのを抑えたい場面にはおすすめです♪

 

2つのカクテルはアルコール度数が低く、対して差はありませんが

ミモザよりも氷の入ったバックスフィズを注文することで

場面によって飲み方の使い分けをするのも良いと思いますよ。

 

 

 

今回はカクテルのバックスフィズをご紹介いたしました。

それでは、また。

 

 

photo by: Thomas Tolkien

 

2017年1月15日 15:55 カテゴリー: カクテル

2017.01.11

ミモザ -カクテルレシピのノウハウ-

 

 

皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

今回は、「ミモザ」のカクテルレシピをご紹介します。

 

シャンパンを使ったカクテルで代表的なのはミモザです。

そのミモザのレシピに使う材料はオレンジジュースとシャンパンのみです。

 

味わいはオレンジジュースの酸味とシャンパンの泡が清涼感を演出し、

レストランの場面でも食前酒としてお薦めしやすいカクテルです。

 

グラスに同じ分量ずつを注いで作るため、作り方も非常に簡単です。

ミモザのアルコール度数は約6~7度と比較的弱めのカクテルです。

 

 

 

シャンパンベースのミモザ (MIMOSA)

 

このカクテルはシャンパン(スパークリングワイン)をベースにしたカクテルです。

カテゴリーでいうとワインベースの中に分類されて紹介されます。

 

BARの中でもミモザはシャンパンカクテルとして、

ベリーニやキールロワイヤルと並んで人気のあるカクテルです。

 

ミモザは小さな房が特徴的な花の名前です。

カクテルの名前には他にも花をイメージさせるものがたくさんあります。

 

オレンジブロッサムやホワイトローズ、シクラメンなどがあり、

これらは主に花をイメージしたショートドリンクのカクテルとなります。

ミモザはその中でもロングドリンクのカクテルになります。

 

 

 

 

■ ミモザのカクテルが生まれたのは? ■

 

ミモザはフランスのパリが発祥地です。

1925年に「ホテル・リッツ・パリ」にあるバーで創作されたカクテルです。

 

ただ「ミモザ」と呼ばれる前に19世紀頃のフランスでは

オレンジジュースをシャンパンで割ったお酒は既に飲まれていました。

 

その当初の名称は「ミモザ」という名前ではなく
「シャンパン・ア・ロランジュ(Champagne à l’orange)」という別名です。

つまり、「オレンジ入りのシャンパン」という意味になります。

 

シャンパン・ア・ロランジュは特に上流階級の地位ある層たちの間で、

贅沢なドリンクとして貴族たちに愛されていたと伝えられています。

 

この飲み方が生まれた説として

「炭酸が強すぎる」とシャンパンを試飲した女性が

メーカーに指摘したのをきっかけに

その場でオレンジを絞ったフレッシュの果汁をシャンパンに足したことが

誕生のきっかけとなった説もあるようです。

 

 

 ミモザのカクテル名の由来とは?

 

ミモザはオレンジジュースにシャンパンを使用することから

「世界で最高に贅沢なオレンジジュース」や

「世界で最高級のオレンジジュース」等といった表現をされます。

 

カクテル名である「ミモザ」は花の名前ですが、

春から初夏の季節にかけて黄色い小さな花を咲かせます。

 

カクテルの名前として付けられたのは、

シャンパンとオレンジジュースを混ぜ合わせたカクテルの色が

ミモザの花の色に似ているところからカクテル名の由来になりました。

 

 

 

 

ミモザは別名として「シャンパン・ア・ロランジュ」の他に

「バックスフィズ」とも呼ばれます。

 

ちなみに日本ではシャンパンではなくスパークリングワインを使うこともあるため

その場合はシャンパン・ア・ロランジュと呼ぶことはできません。

 

また実際の呼び方として広く認知されているのは、

ミモザという名称で呼ばれているのが一般的です。

 

 

 ミモザの作り方について

ミモザは2つの材料を混ぜるだけで簡単に作れます。

シャンパンはスパークリングワインで代用しても大丈夫です。

どちらも辛口(ブリュット)タイプのものを使います。

 

ミモザの分量の割合は、シャンパンとオレンジジュースを同量で割ります。

 

 

【用意するもの】

  • シャンパン(スパークリングワインでも可)
  • オレンジジュース
  • オレンジスライス(無くても可)
  • フルート型シャンパングラス
  • バースプーン (無くても可)

 

【作り方のレシピ】

材料をグラスに入れて直接作ります。(ビルドという作り方)

 

  1. オレンジジュースをグラスに半分の1/2入れます。
  2. 次にシャンパンを1/2注いで満たします。
  3. バースプーンを1~2回転させて軽く混ぜます。
  4. お好みでオレンジスライスを飾って出来上がり♪

 

※シャンパンではなくスパークリングワインでもOK

※シャンパンを注ぐ際は、泡立ちに気をつけてゆっくり入れます。

※混ぜた後にオレンジピールを絞って香りづけする場合もあります。

 

 

 

■ ミモザの別名「バックスフィズ」 とは?■

 

ミモザの別名はシャンパン・ア・ロランジュと呼びますが

イギリスでは「バックスフィズ」と呼びます。

 

バックスフィズはイギリスのロンドンにある

クラブの店名から付けられたカクテルです。

 

店名である「バックス・クラブ」が

シャンパン・ア・ロランジュをアレンジして

メニューで売り出したのが由来です。

 

 

【レシピ】

  • オレンジジュース 60ml
  • シャンパン(スパークリングワイン) 適量
  • オレンジスライス(お好みで飾る)

 

バックスフィズの場合、ミモザと比べて違う点は2点です。

・タンブラーグラスを使用する。
・氷を入れます。

 

 

 

さらに美味しく楽しむ方法!

 

1. シャンパンやオレンジジュースは予め冷やしておきましょう。

2. オレンジを絞り、フレッシュジュースで作ると更に楽しめます。

3. アルコールの強弱はシャンパンの量を調整し、お好みで♪

 

 

 

【ミモザからのバリエーション】

・オレンジジュースをグレープフルーツジュースに変えると「ホワイトミモザ」に!

・オレンジジュースをブルーキュラソーに変えると「シャンパンブルース」に!

・オレンジジュースをカシスリキュールに変えると「キールロワイヤル」に!

・オレンジジュースをピーチネクターに変えると「ベリーニ」に!

・シャンパンをウォッカにに変えると「スクリュードライバー」に!

 

 

 

最後に

シャンパンを使わなくてもスパークリングワインで充分に楽しめるミモザですが、

シャンパンは苺や桃などのフルーツと非常に相性がいいお酒です。

フルーツ系のジュースやリキュールも使って楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

またミモザのノンアルコール版として楽しみたい場合は、

オレンジジュースにデュック・ド・モンターニュなどを使用することで

お酒に弱い方や控えている方にも、お楽しみ頂けますよ♪

 

 

今回はカクテルのミモザをご紹介いたしました。

それでは、また。

 

2017年1月11日 11:11 カテゴリー: カクテル

2016.12.11

シャンパンブルース -カクテルレシピのノウハウ-

 

 

皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

今回は、「シャンパンブルース」のカクテルレシピをご紹介します。

 

 

カクテルの楽しみ方の1つとして「色彩」があります。

色鮮やかなで美しい青色をしたシャンパンブルースは、

その色彩で楽しむことができるカクテルの1つです。

 

シャンパンブルースのレシピは非常にシンプルな作り方で、

シャンパン(スパークリングワイン)と少量のブルーキュラソーだけで作ります。

ただ、このカクテルは最後の仕上げとして、

レモンの皮を適度にカットしたレモンピールで香り付けをします。

 

シャンパンブルースのアルコール度数は約11~13度で食前向きのカクテルです。

 

 

 

シャンパンベースのシャンパンブルース

 

このカクテルは、シャンパンベースとなっています。

 

青い色をしたカクテルには「スカイダイビング」や

「ブルーハワイ」「チャイナブルー」といったカクテル等があります。

 

その中でも青い色のカクテルとしてシャンパンブルースは

鮮やかなブルーが印象的で、つい見とれてしまうほど綺麗なカクテルです。

 

シャンパンブルースを作ろうとするとき初心者の方でも簡単に作れますが
香りづけに使うレモンピールの扱い方には少し慣れが必要です。

またシャンパンブルースの特徴でもある青色を出すために

色付けに使うブルーキュラソーの入れ過ぎに注意して作ります。

 

 

 シャンパンブルースのカクテル名の由来とは?

 

シャンパンブルースと名付けられたカクテル名の由来は、

1979年に出版された小説の題名となっている

「シャンパンブルース(CHAMPAGNE BLUES)」から名付けられました。

日本では1985年に翻訳されたものが発売されています。

 

このシャンパンブルースを書いた小説の著者は、

ナン・ライアンズ&アイヴァン・ライアンズ(Nan&Ivan Lyons)という

夫婦の小説家によって書き上げられたものです。

 

「シャンパンブルース」のカクテルについては、

その小説がアメリカでベストセラーになったのをきっかけに誕生しました。

 

 

 シャンパンブルースの作り方について

 

シャンパンブルースの分量の割合は、シャンパン9:ブルーキュラソー1です。

 

シャンパンブルースの作り方で特に難しいことはありませんが、

大体、ブルーキュラソーを後に入れるレシピが紹介されます。

ただ今回は、先に入れる手順でご紹介します。

 

 

 

【用意するもの】

  • シャンパン(スパークリングワインでも可)
  • ブルーキュラソー
  • レモンピール
  • フルート型シャンパングラス
  • バースプーン (無くても可)

 

 

【作り方のレシピ】

材料をグラスに入れて直接作ります。(ビルドという作り方)

 

  1. シャンパングラスにブルーキュラソーを10ml入れます。
  2. グラスの内側をブルーキュラソーで濡らすためにグラスを傾けます。
  3. 傾けた状態からグラスを回して、内側全体を濡らします。
  4. 次にシャンパンを90ml注ぎます。
  5. レモンピール1片をグラスの斜め上から絞りかけます。
  6. 香りを付けたら出来上がり。

 

 

※ブルーキュラソーの入れ過ぎに注意!
※シャンパンではなくスパークリングワインでも大丈夫です。

※レモンピール1片は約2cm程の大きさにカットします。

 

 

 

 

■ シャンパンブルースとブルーシャンパン? ■

「ブルーシャンパン」というカクテルがあるのを知っていますか?

「シャンパンブルース」と「ブルーシャンパン」

カクテルの名前だけで見ると一見、誤解をしてしまうようなカクテル名です。

 

カクテルには同じ材料でも分量が違っただけで

違うカクテルの名前に変わってしまうものがあります。

 

この2つのカクテルも同じようにレシピの内容だけを見ると、

使うお酒の材料は全く同じですが、入れる分量が異なります。

 

 

【レシピ】

スパークリングワイン 120ml

ブルーキュラソー1tsp

オレンジスライス(お好みで飾る)

 

※スパークリングワインでもシャンパンでもOKです。

 

カクテル名に「ブルー」と付くので青い色のカクテルに思いますが、

実際にブルーキュラソーをグラスに1tsp(5ml)入れると、

カクテルの色合いはブルーというよりもエメラルドに近い色となります。

 

 

さらに美味しく楽しむ方法!

 

1. シャンパン(スパークリングワイン)は予め冷やしておきましょう。

2. レモンピールを作るとき皮の内側にある白い部分(ワタ)は取り除きます。

 

 

 

【シャンパンブルースからのバリエーション】

・ブルーキュラソーをオレンジジュースに変えると「ミモザ」のカクテルに!

・ブルーキュラソーをグレープフルーツジュースに変えると「ホワイトミモザ」に!

・ブルーキュラソーをカシスリキュールに変えると「キールロワイヤル」に!

・ブルーキュラソーをピーチネクターに変えると「ベリーニ」に!

 

 

 

最後に

このシャンパンブルースはアルコールの入ったカクテルですが、

それでもノンアルコールとして楽しみたい場合は、

ノンアルコールのスパークリングワインを使用して

そこにモナンの小さめサイズのブルーキュラソーで作ることができます♪

 

 

今回はカクテルのシャンパンブルースをご紹介いたしました。

それでは、また。

 

 

 

2016年12月11日 16:45 カテゴリー: カクテル

2016.12.05

ベリーニ -カクテルレシピのノウハウ-

 

 

皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

今回は、「ベリーニ」のカクテルレシピをご紹介します。

 

桃を使ったカクテルはフルーティーで人気が高いカクテルの1つですが、

このベリーニも桃を使ったカクテルとして女性に人気があります。

 

ベリーニのレシピは、濃厚でとろっとしたピーチネクターに

きりっとした辛口のスパークリングワインで割って作ります。

ピーチネクターではなくピーチピューレで作るBARもあります。

 

気になる味わいは、甘めタイプで非常に飲みやすいカクテルです。

ベリーニのアルコール度数は比較的に弱めで約5~8度のお酒です。

 

 

 

ワインベースのベリーニ (Bellini)

 

このカクテルは、ワインベースとなっています。

 

ベリーニはイタリアのヴェネツィアで生まれたカクテルです。

英語の発音から「ベリーニ」と一般的に日本では呼ばれますが、

本来イタリアでは「ベッリーニ」と発音されます。

 

一般的にピーチネクターをスパークリングワインで割るレシピですが、

このベリーニのカクテルが誕生した意味を考えると、

ベリーニで使うスパークリングワインについては、

シャンパン(フランス産)や、カヴァ(スペイン産)ではなく
ベリーニ発祥の国であるイタリア産のスプマンテを使用したいところです。

 

また、本家のレシピは桃のピューレで作りますが、

日本ではピーチネクターを使用するレシピが定番となっています。

 

しかし、こだわりを持ったバーなどのお店では、

6~8月の夏にかけて旬を迎えるフレッシュな白桃を使い

自家製のピーチピューレにしてベリーニのカクテルを作ります。

 

 

 

 ベリーニのカクテル名の由来とは?

 

ベリーニのカクテル名の由来は「ある画家」の名前から付けられました。

 

その画家とは、ヴェネツィア派の巨匠と呼ばれ

15世紀初期のルネサンス時代に名を馳せたジョヴァンニ・ベリーニ氏です。

 

ちなみにヴェネツィア派(ベネチア派)とは、

イタリア北東部の「水の都」と呼ばれるベネチアの都市と

その周辺で栄えた美術の流派のことです。

 

美術といっても絵画をはじめ、建築や彫刻などもありますが

ここでは絵画のことを指しています。

 

 

◆ では、どんな作品があったのでしょうか? ◆

 

画家一族で生まれたジョヴァンニ・ベリーニは

父であるヤーコポ・ベリーニの次男です。

 

ジョバンニの作品は主に

聖母子像やキリストの肖像画をはじめ、祭壇画も描いています。

 

■ 主な作品 ■

「聖母子(赤い智天使の聖母)」

「聖母子(牧場の聖母)」

「ペザーロ祭壇画(聖母の戴冠)」

「ピエタ」

「サン・ジョゼッペ祭壇画」

「キリストの変容」

など

 

 

ベリーニのカクテルが誕生した背景について

 

ここでは、ベリーニのカクテルが生まれた背景についてお話します。

 

ベリーニはヴェネツィアで生まれたカクテルなのですが、
1948年にジョヴァンニ・ベリーニの展覧会を記念して作られたカクテルです。

 

ベリーニを創作したのはイタリアのヴェネツィア(英語でベニス Venice)にある

「ハリーズバー」のジュゼッペ・チプリアーニ氏によって考案されました。

 

 

 

 

■  ハリーズバーとはどんなお店? ■

 

ハリーズ・バー(HARRY’S BAR)とは、

ベリーニの生みの親となった経営者のジュゼッペ・チプリアーニ氏が

1931年5月13日に創業した世界的に有名なヴェネツィアのレストランバーです。

 

2001年には「ハリーズバー」のお店がある場所自体が

イタリアの文化遺産として指定されています。

まさにランドマークとして今でも名店を訪れる人たちで愛されています。

 

ハリーズバーを経営している会社名は「CIPRIANI」といい、

ニューヨークに姉妹店があります。

 

 

ハリーズバーにはその昔、王族や貴族、芸術家、俳優など

各界の名だたる著名人がお店に通っていたほど老舗ですが

その中でもベリーニのカクテルを有名にしたのは、
作家のアーネスト・ヘミングウェイです。

 

またハリーズバーは、「ベリーニ」の発祥地として知られていますが

「カルパッチョ」の料理を創作したことでも知られています。

ベリーニのカクテル名と同様に、このカルパッチョの由来も

画家であるヴィットーレ・カルパッチョの名前から付けられた料理です。

 

 

 ベリーニの作り方について

 

ベリーニの分量の割合は、スパークリングワイン2に対してピーチネクター1です。

 

ベリーニの作り方のポイントはカクテルの「色合い」です。

淡いピンク色になるように表現するには、

色付けに使うグレナデンシロップの分量がポイントとなります。

 

 

【用意するもの】

  • スパークリングワイン (その他、シャンパン)
  • ピーチネクター(※または桃のピューレ)
  • グレナデンシロップ
  • フルート型シャンパングラス(またはタンブラーグラス)
  • バースプーン (スプーンで代用可)

 

 

 

【作り方のレシピ】

材料をグラスに入れて直接作ります。(ビルドという作り方)

 

  1. フルート型シャンパングラスにピーチネクターを入れます。
  2. 次にグレナデンシロップを1tsp(約5ml)入れます。
  3. 2つの材料をバースプーンで軽く混ぜます。
  4. ゆっくりとスパークリングワインで満たします。
  5. 再び、軽く混ぜたら出来上がり。

 

 

※スパークリングワインを注ぐときは泡立ちやすいので注意!

※お好みで分量の比率を変えて下さい。

※タンブラーグラスやゴブレットグラスを使ってもOK

 

 

 

 

■ 本家ハリーズバーのオリジナルレシピ ■

 

ベリーニ発祥のハリーズバーはヴェネツィアに店舗を構えています。

またローマでも同店名のハリーズバーが存在しています。

 

【ヴェネツィアのハリーズバーレシピ】

・スプマンテ

・ピーチピューレ

・砂糖(少量) ※シュガーシロップ

 

 

日本ではフルート型のシャンパングラスが多く使われますが、

ヴェネツィアのハリーズバーではそのシャンパングラスではなく、

6オンスのタンブラーグラス(180ml)を使います。

※氷は入れてません。

 

桃の旬を考えると夏限定のカクテルと言われますが

ハリーズバーではピーチピューレを1年中切らさないために

旬な時期に採れる白桃を冷凍しているそうです。

 

 

※ローマのハリーズバーレシピ!

イタリアバーテンダー協会の推薦するのはローマのレシピで

砂糖ではなくグレナデンシロップを使います。

 

 

ベリーニのカクテルを作る上でのポイント!

ここではベリーニを作るときに知っておきたいポイントについて解説します。

 

■ スパークリングワインについて ■

イタリアのスパークリングワインを「スプマンテ」と呼びますが

できればベリーニで使うときは発祥国であるこのスプマンテを選び、

さらにハリーズバーがある地域のものにこだわり

イタリアはヴェネト州産の「プロセッコ」を使いたいものです。

 

ただ、スプマンテを絶対に使わなくてはいけない訳ではなく

一般的にはシャンパンでも、その他の国のスパークリングワインでもOKです。

 

 

 

■ ピーチネクターがない場合について■

ピーチネクター以外でベリーニを作る方法についてご紹介します。

 

1.白桃の缶詰

桃の缶詰にグレナデンシロップを足してミキサーにかけます。

桃の風味を損なわないようにグレナデンシロップの量にも気をつけて

自家製の桃ピューレでベリーニを作ります。

 

2.フレッシュの白桃

完熟したフレッシュの白桃を使ってピューレにしても良いです。

白桃に甘さがない場合はシュガーシロップで甘味を補います。

果肉やグレナデンシロップで作るだけでなく

ピンク掛かった桃の皮を少し入れてミキサーにかけると

ベリーニで表現したい色合いに近づけます。

 

3.ピーチネクター以外の桃ジュース

自家製で桃のピューレを作ることができない時は、

「順造選の国産白桃」「デルモンテのピーチ」等のジュースで

ベリーニのカクテルを作ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

■ グレナデンシロップについて ■

グレナデンシロップはざくろのシロップです。

これを使うのは考案者であるチプリアーニ氏が、

ジョヴァンニ・ベリーニが描いた絵画の淡い色調のピンクを

カクテルの色合いで表現するためです。

 

ベリーニのレシピを見ると日本ではグレナデンシロップの量を

1dash(ダッシュ)とされています。

レシピで表記される1dashという分量の単位は、

数滴ほどひと振りするという意味で分量でいうと約1mlです。

 

 

ここで、カクテルのレシピ本やレシピサイトを見ても

どこにも載っていない落とし穴をお話します。

 

ベリーニを作るとき必ずしも1dashである必要はありません!

 

それは使うグラスの種類、サイズによって色合いが表現できないからです。

グラスに入る分量によっては淡いピンク色になったり、

ほとんど色合いが変わらないケースもあり得ます。

 

フルート型のシャンパングラスでベリーニを作る際、

グラスのサイズによってはグレナデンシロップを

1dashしただけで淡いピンク色に色付けができるかもしれません。

それでも色付けするには1dashでは非常に表現しづらいです。

 

フルート型のシャンパングラスで作る以外でも

タンブラーグラスやゴブレットグラスで作る場合は、

グレナデンシロップを約5mlの1tsp(ティースプーン)か、

2~3dashesほど色付けとして必要になります。

 

その為、ベリーニのカクテルを作るときは

グレナデンシロップの量がポイントになってきます。

 

 

 

さらに美味しく楽しむ方法!

 

1. スパークリングワインやピーチネクターは予め冷やしておきましょう。

2. シャンパングラスも軽く冷やしておいても良いです。

2. 夏の時期は旬なフレッシュの桃をピューレにして作るとGood

 

 

 

【ベリーニからのバリエーション】

・ピーチネクターをオレンジジュースに変えると「ミモザ」のカクテルに!

・ピーチネクターをグレープフルーツジュースに変えると「ホワイトミモザ」に!

・ピーチネクターをカシスリキュールに変えると「キールロワイヤル」に!

 

 

 

 

最後に

 

ベリーニはイタリアで生まれたカクテルですが、

イタリアと言えば、名の知れたリキュールも数多くあります。

 

バーテンダーにはお馴染みの

「アマレット・ディサローノ」「カンパリ」「リモンチェッロ」「アペロール」など、

バーテンダーにはお馴染みのリキュールを世に送り出しています。

 

これらのリキュールはBARのみならず、イタリアンバルなどでも見掛けるお酒です。

カクテルの世界に触れて見たいという方には、是非知っておいてほしいお酒です。

 

 

 

今回はカクテルのベリーニをご紹介いたしました。

それでは、また。

 

 

 

2016年12月5日 14:00 カテゴリー: カクテル

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