【 4MIX COCKTAIL 】 BLOG

2015.07.15

ビルドカクテルの混ぜ方

 

 

 

皆さん、こんにちは。

4MIXCOCKTAILです。

 

 

今回は、「ビルドカクテルの混ぜ方」についてです。

 

 

グラスで直接作るビルドは、炭酸飲料を使ったカクテルを作る際に向いています。

逆にバースプーンを使って何回転もさせるようなステアするカクテルには

ビルドの技法は不向きです。

 

 

ビルドで作るカクテルはバースプーンの扱い方がポイントとなります。

このバースプーンひとつでカクテルの味わいに差が出るのは、混ぜ方に関係してきます。

 

ソーダやトニックなど炭酸系でつくる場合と、ジュース系でつくる場合とでは、

材料を混ぜるときの注意点があります。

 

ビルドでカクテルを作るときは、使う材料によって混ぜ方が違います。

 

 

 

■ 炭酸系の場合

 

炭酸飲料を扱う場合、カクテルの炭酸を飛ばさないことが最も重要となります。

 

炭酸を飛ばさず、抜けないようにするにはステアの回数を少なくして、

混ぜすぎないことを心掛けします。

 

 

カクテルで使う炭酸飲料には

ソーダ、トニックウォーター、ジンジャーエール、コーラなどがあります。

 

ジントニックやハイボールなど炭酸飲料で作るとき、

基本的にはレシピの一番最後に炭酸飲料を注ぎます。

そして、炭酸が抜けてしまわないよう混ぜすぎに注意をします。

 

 

 

【炭酸系の混ぜ方】

 

炭酸系の材料を扱うときは

 

1.くもる程度にグラスを冷やします。

2.バースプーンをグラスのふちから底へそっと静かに入れます。

3.氷を少し持ち上げるように1、2回ほど上下させて混ぜます。

(この動作と共に、炭酸の気泡によって自然と材料が混ざっていきます。)

 

4.その後のステアの回転数も、1~2回転ほどにしておきます。

5.そしてグラスからバースプーンを出すとき、ゆっくりと抜きます。

 

 

※最後に炭酸で満たす前に、 お酒とジュースなどを注いでいるときは、
その時点で材料を混ぜておき、最後に炭酸飲料を注いで混ぜます。

 

 

 

■ 炭酸系以外の場合

 

炭酸飲料を使わないでジュース類で割る場合も同様、混ぜすぎないようにします。

 

氷を使っているカクテルの場合、ステアの回数が多くなることで氷が溶けてしまい

カクテルの味が薄くなるため混ぜすぎないことを心掛けます。

 

 

カクテルで使うソフトドリンクには

オレンジジュース、グレープフルーツジュース、ウーロン茶等があります。

 

スクリュードライバーやソルティードッグなどソフトドリンクで割って作るとき、

混ぜすぎに注意をして軽くステアをします。

軽くステアするとは目安として2~3回転させることが本などで紹介されますが

シロップ、ジュース、生クリームの材料はお互いに混ざりにくいため一概には言えません。

 

 

 

 

 

■ 比重の重いリキュールの場合

 

糖分(エキス分)を含んでいるリキュールは比重が重いため、

比重の軽い材料と合わせたとき、注いだリキュールはグラスの底に沈んでいきます。

その点を踏まえて、レシピの材料によって混ぜ方を変えます。

 

 

 

【比重の重いリキュール系の混ぜ方】

 

比重の重いリキュールの材料を混ぜるときは

 

1.くもる程度にグラスを冷やします。

2.バースプーンをグラスのふちから底へそっと静かに入れます。

3.氷を少し持ち上げるように1、2回ほど上下させて混ぜます。

(この動作と共に、自然と材料が混ざっていきます。)

 

4.その後のステアの回転数は、

炭酸飲料で割る場合、1~2回転ほどにしておきます。
炭酸飲料以外で割る場合、混ぜすぎないように軽く回転させます。

 

5.そしてグラスからバースプーンを出すとき、ゆっくりと抜きます。

 

 

 

 

 

■ ステアをしないカクテル

 

カクテルには全くステアをしないものや、飲む直前までステアしないカクテルがあります。

フロートやプース・カフェのようなカクテルはステアをしません。

 

 

フロートとは「浮かせる」という意味で、

プースカフェとは、「コーヒーを押しやる」という意味です。

 

これらは比重の重さを利用して綺麗な層をつくることで、視覚でも楽しめるカクテルです。

そのため、フロートは飲む直前まではステアせずにグラデーションを楽しみます。

プースカフェスタイルのカクテルも同様、グラデーションを楽しみます。

 

 

フロートさせたカクテルではワインクーラーやアメリカンレモネードなどがあり、

プースカフェスタイルのカクテルでは、レインボーやB52が代表的です。

 

 

 

【プースカフェのやり方】

 

プースカフェのやり方は、バースプーンの背を上にしてグラスの内側につけます、

そしてバースプーンの背を使って、そこを材料が伝うように注いでいきます。

比重の重いものから順番に注いで層を重ねていきます。

 

 

 

 

 

 

 

「ビルドの注意点」

 

・材料はあらかじめ、冷蔵庫で冷やしておきます。

例えば、常温のソーダやソフトドリンクを使うと氷に影響し水っぽくなる原因となります。

 

・グラスを冷やすときは冷蔵庫か、氷の入ったグラスにお水を入れステアして冷やします。

 

・美味しいカクテルに近づけるための1つとして氷は重要です。

ご家庭の水道水でつくった氷は溶けやすい為、コンビニなどで売られている純氷がお薦め。

 

・グラスに入れる氷は、グラスの中でステアできる程度の大きさを使います。

また小さい氷を選んでしまうと、表面積の関係で溶けやすいので大きめの氷を選びます。

 

 

 

 

最後に

 

カクテル1つとっても、それぞれ混ぜ方にこだわりや独自の考えを持って

カクテルを提供されているプロのバーテンダーの方は多く存在します。

 

ビルドでの混ぜ方には、材料によって注意すべきポイントがあることをご紹介しましたが、

カクテルを作り始めた初心者の方には、まず基本的な混ぜ方からマスターしてくださいね♪

 

 

今回は「ビルドカクテルの混ぜ方」についてご紹介いたしました。

それでは、また。

 

 

 

 

 

2015年7月15日 12:30 カテゴリー: BAR講座

2015.07.11

【カクテルの技法】 ビルドについて 

 

 

 

皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

カクテルを作る上でシャイカーやミキシンググラスといった道具を使い仕上げますが、

今回ご紹介するのは、その道具を必要としない「ビルド」という作り方です。

 

 

 

 

ビルドとは?  - Build –

 

 

ビルドとは、氷やお酒、ジュースなどの材料をグラスの中で直接、

混ぜ合わせてカクテルを作ることです。

 

 

特徴は、特別なカクテルの道具がなくても作れるのがビルドの技法です。

主にロングタイプのカクテルを作るときにこの技法を用います。

 

 

カクテル作りを始めるとき、初心者の方に1番最初にお薦めするのがビルドの作り方です。

基本的な作り方の1つとなりますので、習得しておきたい技法です。

 

 

 

 

ビルドで作る意味

 

ビルドは、カクテルの作り方の中で簡単な技法です。

4大技法と呼ばれる作り方の中でも、手間をかけず早く作れるカクテルが多いです。

ただ簡単に作れる技法でも使う材料によって、ビルドで作ることに意味があります。

 

 

例えば、

炭酸を扱うカクテルの場合、シェイクしたりミキシンググラスでステアすると

爽快感がポイントである炭酸が抜けてしまいます。

 

 

またビルドでつくるカクテルには、

材料を冷やさないで仕上げるカクテル、氷を入れないで作るカクテルがあり、

これらは、ビルドでなければいけない適した作り方として意味があるわけです。

 

 

 

 

ビルドの技法に適したカクテル

 

このビルドで作れる代表的なカクテルをご紹介します。

 

・ジントニック

・スクリュードライバー

・ソルティードッグ

・スプモーニ

・モスコミュール

・ホワイトルシアン

・ミモザ

・キール

・レインボー    など

 

 

 

 

ビルドに使う道具

 

 

【メジャーカップ】

 

cup

 

カクテルを作るとき、お酒の分量を量る際に使います。

一般的には、30ml/45mlを計量できるメジャーカップが主流です。

メジャーカップが無くても計量カップがあれば代用はできます。

 

 

 

 

【バースプーン】

 

barsp

 

カクテルを作るのに必要となるのがバースプーンです。

 

バースプーンの両端はスプーンとフォークの形状になっていて、

真ん中あたりの部分は、らせん状になっているのが特徴です。

 

また、ビルドだけでなく他の技法でも使いますので持っておきたい道具ですが

バースプーンが無ければマドラーやスプーンで代用します。

 

 

 

 

【グラス】

 

glass02

 

カクテルのグラスには、たくさんの種類があります。

 

ビルドで作る時、コリンズグラスやタンブラーグラスと呼ばれる縦長のグラスを使います。

ロングスタイルのカクテルで使うときの容量は240~300ml程のグラスとなります。

 

また、オールドファッションドグラス(ロックグラス)を使うカクテルもあり、

その場合、ロックスタイルのカクテルとして容量が200~400ml程のグラスとなります。

 

 

 

 

ビルドでカクテルを作るときのポイント

 

ビルドでカクテルを美味しく作るにはコツというべきポイントを抑える必要があります。

 

 

プロのバーテンダーと素人の方で違いがあるとすれば以下の点となります。

 

1. 材料を混ぜすぎない
2. 炭酸を飛ばさない
3. 氷にあてないで静かに注ぐ
4. 材料を冷やす

 

 

 

 

1.材料を混ぜすぎない

 

ビルドでステアの回数が多くなり過ぎてしまうと、

氷が溶けてしまい水っぽくなりやすいため、カクテルの味に影響がでます。

水割り以外なら、混ぜすぎに注意しましょう。

 

 

 

 

2.炭酸を飛ばさない

 

炭酸飲料を扱うときは、気泡をこわさないように混ぜます。

従って、混ぜすぎは炭酸の気が抜けてしまう原因となり、

カクテルの味を損ねてしまうので気をつけましょう。

 

 

 

 

3.氷にあてないで静かに注ぐ

 

炭酸飲料はグラスに入っている氷にあてないように注ぎます。

なるべく氷のすき間からゆっくりと静かに注いでいくのが基本となります。

 

これは、勢いよく注いだり、氷にあたる回数が多くなることで

炭酸がこわれるのを防ぐためです。

グラスを少し傾けて気泡をこわさないで注ぐのもOKです。

 

 

 

 

4.材料を冷やす

 

ビルドは材料をしっかり混ぜて冷やすことを目的としていませんので

使う材料によっては、冷蔵庫で冷やしておきます。

そのため、溶けやすい氷もなるべく避けておきたいものです。

 

また、キールやミモザのように氷を入れないカクテルもあります。

その場合は材料を十分に冷やしておきます。

 

 

 

 

 

 

最後に

 

カクテルの技法としてビルドにはビルドの役割があります。

 

なぜ、そのカクテルがビルドで仕上げる必要があるのか、

その意味、目的を知っておくことで美味しいカクテルを作れるようになれます。

バーテンダーの技法に必要なスタイルのひとつなので是非、マスターしてくださいね♪

 

 

 

今回はカクテルの技法「ビルド」についてご紹介いたしました。

それでは、また。

 

 

 

 

2015年7月11日 22:11 カテゴリー: BAR講座

2015.07.03

カシスソーダ -カクテルレシピのノウハウ-

 

 

 

皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

今回は、「カシスソーダ」のカクテルレシピをご紹介します。

 

 

このカクテルは、カシスリキュールにソーダ(炭酸水)で割って作ります。

カシス系のカクテルはBARでも居酒屋でもメニューに載るほど定番中の定番カクテルです。

 

味わいは、甘口の炭酸系カクテルとして飲みやすく女性に人気のカクテルです。

カシスソーダのアルコール度数は約4~6度ほどの弱めで低アルコールカクテルとなります。

 

 

 

 

リキュールベースのカシスソーダ(Cassis Soda)

 

このカクテルは、カシスのリキュールベースとなっています。

 

カシスソーダの主役でもあるカシスリキュールの銘柄には、いくつもの種類があります。

BARで取り扱っているカシスリキュールは様々で、それぞれ味わいも異なります。

 

 

主な銘柄を挙げると・・・

 

・ルジェ クレームドカシス

・フィリップ・ド・ブルゴーニュ カシス

・ドメーヌ・クリテール カシス

・ギルマール クレーム ド カシス プレステージ ド  ブルゴーニュ

・リケール ド カシス ド ムートン ロートシルト

・ルジェ ノワール・ド・ブルゴーニュ(ダブルカシス)

 

 

お手頃なものから最高級のものまで揃っているのがカシスリキュールです。

 

 

 

 

カシスソーダをおいしく作るポイント

 

ここではカシスソーダを美味しく作るポイントをご紹介します。

 

 

■ 作り方のポイント ■

 

1.ソーダ(炭酸)を注ぐとき、氷にぶつからないように避けながら静かに注ぐ。

 

ソーダ(炭酸水)はグラスの中の氷と氷のすき間から注ぐように意識します。

炭酸が抜けやすくなることを避けるために、勢いよく注がないように心掛けましょう。

 

 

 

 

2.材料を混ぜるとき、炭酸が抜けないように沈んだカシスのお酒を混ぜ合わせる。

 

糖分を含んだリキュールは比重が重くなります。

比重とは、物質の密度と密度を比べたことをいいます。

 

少し難しく感じると思いますが、簡単に説明すると、

糖度の高いカシスリキュールはソーダに比べて比重が重いため、

この2つをグラスの中に注ぐと、比重の重いカシスはグラスの底へと沈殿します。

 

ソーダと沈んだカシスをいかに炭酸が飛ばないように混ぜ合わせるかがポイントです。

 

 

 

カシスソーダの作り方について

 

カシスソーダの作り方は簡単なのですが、

ここでは材料を入れる順番がポイントとなる作り方を特別にご紹介します。

 

 

 

 

【用意するもの】

  • カシスリキュール
  • ソーダ(炭酸水)
  • レモン
  • コリンズグラス (またはタンブラーグラス)
  • バースプーン (無ければマドラーで代用)

 

 

 

 

 

【作り方のレシピ】

材料を、グラスに直接入れて作ります。(ビルドという作り方)

 

 

  1. 1/8にカットしたレモンを軽く絞り、そのままグラスに入れます。
  2. 氷をグラスに入れます。
  3. ソーダ(炭酸水)をゆっくりと適量注ぎます。
  4. カシスリキュール45mlを入れます。
  5. バースプーンでグラスの底から氷を持ち上げるように1~2回静かに動かし、
  6. 最後に1回転だけステアして出来上がり。

 

 

※グラスの容量によって各材料の分量を調整してください。

 

 

 

 

 

上記の作り方でポイントとなるのは、ソーダを最初に注ぐことです。

 

通常は、お酒を最初に入れてからジュースなどで割りますが、

ここでは糖度の高いカシスのお酒を最後に注ぎます。

 

 

通常通りカシスを最初に入れてソーダを後から注ぐと、グラスの中で分離を起こします。

つまり、2つの層に分かれてしまうということです。

見た目はグラデーションができて綺麗ですが、おいしく頂くには混ぜなくてはいけません。

 

 

これは何を意味するかといいますと、

分離した材料を混ぜるには、その分ステアする回数が増えてしまい

炭酸も抜けやすくなってしまうということを意味します。

 

それを避けるために、比重の重いカシスのお酒を後に入れるのです。

また、炭酸の気泡を利用して材料は自然と混ざっていきます。

 

 

 

さらに美味しく楽しむ方法!

 

1. 使用する材料は冷蔵庫で予め冷やしておきます。

(グラスも冷蔵庫に入れて、外に出した時にうっすらと曇るくらいに冷やせるとOK)

 

2. 氷は溶けにくい純氷を使用するとカクテルの味を引き締めます。

 

3. 味わいの好みによって、各材料の分量を調整しましょう。

(アルコールを弱めたい場合、お酒の量を減らし分量を調整します)

 

 

 

 

【カシスソーダからのバリエーション】

 

・ソーダをグレープフルーツジュースに変えて作ると「カシスグレープフルーツ」に!

 

・ソーダをオレンジジュースに変えて作ると「カシスオレンジ」という名のカクテルに!

 

 

 

 

 

最後に

 

カシスリキュールはジュース類や炭酸系との相性が抜群にいいお酒です。

カクテルの作り方を勉強している方には、このお酒を1本持っておくことをお薦めします。

 

レシピのレパートリーも豊富なため、カシス系カクテルを多く作ることができます。

 

>>> カシスリキュールで作るカクテルレシピの覚え方

 

 

 

今回はカクテルのカシスソーダをご紹介いたしました。

それでは、また。

 

 

 

2015年7月3日 08:00 カテゴリー: カクテル

2015.06.29

ソルトリック -カクテルレシピのノウハウ-

 

 

 

皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

今回は、「ソルトリック」のカクテルレシピをご紹介します。

 

このソルトリックは、

ウォッカをグレープフルーツジュースとトニックウォーターで割ると作れます。

特徴は、グラスの縁に塩をつけてスノースタイルにするカクテルです。

 

 

飲み方は、塩のついた箇所と一緒にグラスのカクテルをいただきます。

また味わいとして、グレープフルーツジュースの酸味にトニックウォーターで割るため、

さっぱりとした仕上げになり女性でも飲みやすいカクテルです。

 

ソルトリックのアルコール度数は約10~13度ほどのカクテルとなります。

 

 

 

 

ウォッカベースのソルトリック(Salt Lick)

 

このカクテルは、ウォッカベースとなっています。

 

ソルトリックは、「ソルティードッグ」のバリエーションのカクテルです。

ソルティードッグのレシピにトニックウォーターを加えてつくります。

 

 

 

ソルトリック のカクテル名の由来とは?

 

ソルトリックの名前の由来は定かではありませんが、

 

ソルト(Salt)は「塩」を意味し、

リック(Lick)は「(舌で)なめる」という意味があります。

 

従って、ソルトリックのレシピを見てもわかるように「塩をなめる」という意味合いや

また、「動物が塩をなめに行く場所」という意味があります。

 

 

 

もう一つの由来として、

ソルティードッグのレシピにトニックウォーターを足すことから、

2つの言葉を掛け合わせて名付けられた造語であると推測されています。

 

「ソルティードッグ」 + 「トニックウォーター」 = ソルトリック

 

しかしながら、ネーミングの語源となっているかは不明です。

 

 

 

ソルトリックの作り方について

 

ソルトリックの作り方は簡単ではありますが、

グラスの口まわりに塩を付けてスノースタイルにするのが特徴です。

 

 

 

 

【用意するもの】

  • ウォッカ
  • グレープフルーツジュース
  • トニックウォーター
  • 塩 (※塩について詳細はこちら
  • カットレモン(塩をつける用)
  • 氷 (材料が冷えてれば無くてもOK)
  • コリンズグラス (またはタンブラーグラス)
  • バースプーン (無ければマドラーで代用)

 

 

 

 

 

【作り方のレシピ】

材料を、グラスに直接入れて作ります。(ビルドという作り方)

 

 

  1. グラスのエッジ(縁)に輪切りにしたレモンかグレープフルーツの果汁で濡らします。
  2. グラスの口を下にして、グラスのエッジに塩を付けスノースタイルにします。
  3. 氷をグラスに入れます。
  4. ウォッカ30ml(45ml)、グレープフルーツジュース45ml(60ml)を注ぎます。
  5. トニックウォーターをゆっくり適量注ぎます。
  6. バースプーンで軽く混ぜて、出来上がり。

 

 

※グラスの容量によって各材料の分量を調整してください。

 

 

 

 

さらに美味しく楽しむ方法!

 

1. 使用する材料は冷蔵庫で予め冷やしておきます。

 

2. グレープフルーツを絞ったフレッシュジュースで作るとより美味しく楽しめます。

 

3. 味わいの好みによって、各材料の分量を調整しましょう。

(アルコールを強めたい場合ウォッカの量を増やし分量を調整します)

 

 

 

【ソルトリックからのバリエーション】

・トニックウォーターを除いて作ると「ソルティードッグ」という名のカクテルに!

 

・ウォッカをカンパリリキュールに変えて作ると「スプモーニ」というカクテルに!

 

・ウォッカを除きライチリキュールとブルーキュラソーで作ると「チャイナブルー」に!

 

 

 

 

 

最後に

 

ソルトリックはカクテルをつくる上でも練習になるカクテルです。

ここでのポイントは、スノースタイルです。

この塩の付け方については、綺麗にまんべんなく均等に付くようにします。

 

バーテンダーの技術に必要なスタイルのひとつなので是非、マスターしてくださいね♪

 

 

 

今回はカクテルのソルトリックをご紹介いたしました。

それでは、また。

 

 

 

2015年6月29日 12:34 カテゴリー: カクテル

2015.06.28

スプリッツァー -カクテルレシピのノウハウ-

 

 

 

皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

今回は、「スプリッツァー」のカクテルレシピをご紹介します。

 

このカクテルは白ワインと炭酸水(ソーダ)だけでつくれます。

味わいとして白ワインを炭酸で割るため、

爽快感が口当たり良く気軽に楽しめるカクテルのひとつです。

 

スプリッツァーのアルコール度数は約5~8度程度と弱めのカクテルです。

 

 

 

 

白ワインベースのスプリッツァー (Spritzer)

 

このスプリッツァーは、白ワインベースとなっています。

 

飲み方としては炭酸で割るため、「白ワインのハイボール」とも言えます。

 

スプリッツァーは、1980年代にアメリカでヘルシー志向の高まりと共に、

ワインを使った低アルコールのヘルシードリンクとして大流行したのがはじまりで、

ヨーロッパでは食前酒として楽しまれるカクテルです。

 

 

また小説家のロバート・ブラウン・パーカーが書いた「儀式」や、

ジェフリー・アーチャーのミステリー小説「大統領に知らせますか?」の中で

印象深く登場してくるのがスプリッツァーのカクテルです。

 

 

 

 

 スプリッツァーのカクテル名の由来とは?

 

 

スプリッツァー(Spritzer)の名前の由来は、

材料で使用するソーダ(炭酸水)の気泡が、グラスで”はじける” 様子から名付けられました。

 

「はじける」という意味は、

ドイツ語のシュプリッツェン(spritzen)が語源となっています。

 

 

 

スプリッツァーはオーストリアのザルツブルグ市で生まれたカクテルです。

 

モーツァルトが生誕した街としても知られており

毎年夏の8月、モーツァルトを記念して開催されるザルツブル音楽祭の

パーティー会場などで、このカクテルが提供されています。

 

 

 

スプリッツァーの作り方について

 

スプリッツァーの作り方はシンプルに2つの材料で作るので簡単です。

ベースとなる白ワインは、キリッとした辛口タイプの白を使います。

 

 

 

 

 

【用意するもの】

  • 白ワイン(辛口タイプ)
  • ソーダ(炭酸水)
  • レモン or ライム(お好みで用意)
  • ワイングラス
  • バースプーン (無ければマドラーで代用)
  • メジャーカップ (無くてもOK)

 

 

 

 

【作り方のレシピ】

材料を、グラスに直接入れて作ります。(ビルドという作り方)

 

 

  1. ワイングラスに氷を入れます。
  2. 次に白ワインを60ml入れます。
  3. ソーダ(炭酸水)をゆっくりと適量注ぎます。
  4. 炭酸が抜けないように材料を軽くステアして出来上がり。

 

 

 

※白ワイン90mlのレシピもあるので、グラスの容量サイズによって調整して下さい。

 

 

 

さらに美味しく楽しむ方法!

 

1. 白ワインやソーダ(炭酸水)は予め冷蔵庫で充分冷やておくのがポイントです。

 

2. お好みでレモンやライムのピールをツイストさせて絞り入れます。

 

3. 味わいの好みによって、白ワインの分量を調整しましょう。

 

 

 

 

【スプリッツァーからのバリエーション】

 

・白ワインを赤ワインに変えると「ティント・デ・ベラーノ」という名のカクテルに!

 

・ソーダ(炭酸水)をジンジャエールに変えると「オペレーター」という名のカクテルに!

 

・ソーダ(炭酸水)をカシスリキュールに変えると「キール」という名のカクテルに!

 

 

 

 

 

 

最後に

 

スプリッツァーは夏に楽しみたいカクテルです。

アルコールが苦手な方でも、ノンアルコールの白ワインに炭酸水で割れば

ノンアルコール版のスプリッツァーを楽しむことができます。

 

 

 

今回はカクテルのブルドックをご紹介いたしました。

それでは、また。

 

 

2015年6月28日 13:06 カテゴリー: カクテル

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